自作PCを作るにあたりパーツの選定も終えて購入していきたい際に、どこで買うことができるのかについて解説していきます。
店舗で実際にパーツを見ながら、プロにアドバイスをもらいながらじっくり選ぶもよし、PCメーカー系通販サイトやAmazonなどの大手通販サイトで手軽に購入するなどの方法があります。
もし、少しでも安く抑えたいのであれば、購入タイミングやセット割などの情報を上手に利用することが大切です。
この記事では、自作PCのパーツを購入する際のおすすめの方法や価格を抑えるためのポイントについて詳しく解説します。
PCパーツと通販サイトを選ぶだけで、見積もり、互換性チェック、電源容量計算ができるツールも開発したのでぜひ活用してください。 最大5つの構成を保存できるので色々な構成を試せます。
≫ ツール:自作PCパーツの見積もり・互換性チェックツール
目次
自作PCのパーツの購入方法
自作PCを組み立てる際には、パーツを選び購入する必要があります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法でパーツを手に入れることが大切です。
店舗でのパーツ購入
まずは、最も一般的で、単純にPCパーツを売っている店で購入する方法ですね。
- 店員にパーツ構成を相談できる
- PCパーツがズラッと並んでいてワクワク感がある。
- マウス・キーボードを触って選べる
- パーツ代の数%でパーツ保証を付けれる場合がある。
- PCパーツ購入後に持って帰るために車必須
店舗で購入する際の一番のメリットが、パーツをレジに持っていって購入する際に、店員さんがさらっと互換性をチェックしてくれる点です。
例えば、ソケット形状などが違えば、これでは組み立てられませんが購入されますか?みたいな感じで聞いてくれる(実体験)ので、セーフティーネットになります。
ケンさん
ただ、全員がやってくれるかは分からないので、不安な場合は、性能も適切かどうかも含めて相談すると良いでしょう。
相談する際は、最低限の判断材料になるように使用用途と予算は伝えられるようにしておいた方が良いですね。
ケンさん
また、これ以外にも実際に店舗に行くとマザーボードやPCケース、グラフィックボードなどがずらーっと並んでいるので、ワクワク感があります。
マウスやキーボードも実際に触ることができるので、操作性や打ちやすさなども確認した上で購入することができます。
パーツショップによっては、組み立て中にミスってパーツを破損した際に新しいものと交換してくれる保険もあるので、組み立てに不安がある方にはおすすめです。
ケンさん
ただし、数多くのパーツが並んでいるとはいえ、ネットショップと比べると少ないので、パーツ選定した通りに選べない可能性もあります。
そのため、後日改めるか、足りない分はネットで注文するか、その場で店員に相談しつつ臨機応変に変えるかなどの対応が必要です。
また、PCパーツ一式を購入する場合、徒歩や自転車で行くと持てないので、基本的には車で行くのが良いでしょう。
店舗によっては配送してくれるところもあるので、車で行けないという方は事前に確認しておくことをおすすめします。
PCパーツを販売しているショップの情報をまとめておきます。
PCパーツショップ | 店舗数 | 主な場所 |
---|---|---|
パソコン工房 | 76店舗 | 北海道、宮城、山形、福島、群馬、栃木、茨城、千葉、 東京、新潟、富山、石川、福井、岐阜、静岡、愛知、三重、 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、 岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、福岡、佐賀、長崎、 熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
ドスパラ | 46店舗 | 北海道、青森、岩手、山形、宮城、福島、東京、埼玉、 千葉、神奈川、群馬、栃木、茨城、新潟、富山、石川、福井、 山梨、長野、静岡、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、広島、 徳島、愛媛、福岡、佐賀、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
アプライド | 26店舗 | 福岡、熊本、大分、宮崎、鹿児島、広島、岡山、高知、愛媛、 香川、兵庫、大阪、京都、和歌山、愛知、静岡、石川 |
ソフマップ | 24店舗 | 東京、埼玉、神奈川、大阪、兵庫、宮城、静岡、愛知、 広島、岡山、福岡 |
ツクモ | 8店舗 | 東京(秋葉原)、大阪(日本橋)、愛知(名古屋)、 北海道(札幌)、福岡 |
パソコンSHOPアーク | 1店舗 | 東京(秋葉原) |
PCワンズ | 1店舗 | 大阪(日本橋) |
パソコン工房やドスパラあたりが、全国展開の上、店舗数も多いので、近くに店舗があるかもしれません。
また、アプライドは福岡発祥ということもあり、九州地方を中心に全国にも展開しているようですね。
ケンさん
PCメーカー系通販サイトでのパーツ購入
主に、BTOパソコンなどの販売をしているメーカーが自社サイトで運営している通販サイトです。
PCパーツやBTOパソコン、マウスやキーボードなどのパソコン関連の商品を中心に取り扱っています。
- 店舗に比べてパーツ点数が多い
- 価格の比較がしやすい
- 配送してくれるため楽
店舗もかなりの数のPCパーツを置ていますが、それでも通販サイトの方が多いです。
店舗に行くと、あらかじめ選んでいたパーツが売っていなくて、臨機応変にその場で構成を変えることがあります。
通販サイトであれば、店舗を巡る時間もかからないですし、短時間で色々なパーツを見ることができ、価格も比較しやすいのがメリットですね。
また、通販サイトなので当たり前ですが、配送してくれるのも楽でいいです。
特に、グラフィックボード、PCケース、マザーボード辺りは箱のサイズがデカいので持って帰るのが大変ですし、精密機器なので扱いも注意しつつ持ち帰る必要があります。
しかし、通販であればそんな心配は不要です。
主なPCメーカーが展開する通販サイトは次の通りです。
大体、パーツ点数が1,000~4,000点と豊富で、サイトによっては検索フォームからの絞り込みもしやすくなっているので、探しやすいのが特徴ですね。
Amazonなどの大手通販サイトでのパーツ購入
通販サイトという点では、PCメーカー系の通販サイトと同じですが、パソコン関係の商品だけでなく、それ以外でも何でも取り扱っている通販サイトです。
- 店舗に比べてパーツ点数が多い
- 価格の比較がしやすい
- 配送してくれるため楽
ここは、PCメーカー系通販サイトと同じですね。
Amazonや楽天市場などの大手通販サイトは、自作PCのパーツを購入する際に便利な選択肢です。
幅広い品揃えが魅力で、CPUやメモリ、マザーボードといった基本的なパーツから、ケースや冷却ファンなどの周辺機器まで、一通りの商品を見つけることができます。
また、ユーザーレビューを参考にすることで、商品の実際の性能や品質についての情報を得られるため、購入時の判断材料として役立ちます。
さらに、定期的なセールや割引キャンペーンを利用すれば、コストパフォーマンス良くパーツを手に入れることも可能です。
主な通販サイトは次の通りです。
特に、Amazon、楽天、ビックカメラ、ヨドバシカメラあたりは誰でも聞いたことがあると思います。
商品数も多いので、この辺りを抑えておけば、まず見つからないパーツはないと思いますし、もしなかったとしても、性能面、デザイン面などで代わりのものもすぐに見つかると思います。
自作PCを安く買うポイント
実際にパーツを購入していくとなると、やはり価格は気になるところだと思いますし、できるだけ安く買いたいと思うことでしょう。
複数のパーツをセットで購入することで割安になることもありますし、特価品を狙うのも一つの手です。
これらのポイントを踏まえて、自作PCを安く買う方法を詳しく解説していきましょう。
大前提:絶対的に安い通販サイト、店舗はない
大前提として、PCパーツの全てが他の通販サイト、店舗よりも絶対的に安いということはありません。
それに、PCパーツは時期や為替などの影響も受け日々価格が変わるので、少しでも価格を抑えたいのであれば、色々な通販サイト、店舗を見るのが必須となります。
とは言え、どこの通販サイトも価格競争が激しいので、正直似たり寄ったりな価格な場合も多いです。
また、通販サイトの数も多く、1つ1つ比較していくのもかなり労力が必要になってきますし、通販サイトをバラバラにしてしまうと会員登録なども面倒です。
それらを考えると、1,2個、多くても3個ぐらいに通販サイトに絞って、ざっと選んだパーツを検索してみて比較するのが一番良いと思います。
これがPCパーツを選ぶ際のスタンダードになるのですが、それを踏まえた上でPCパーツを安く買える方法を紹介していきます。
通販サイトならPCメーカー系
Amazonや楽天などの大手の通販サイトとPCメーカーの通販サイトを比較すると後者の方が安くなることが多いです。
Amazonや楽天などの通販サイトは、掲載するための手数料がかかっている場合もあるため、そういうパーツは、その分料金に反映されて高くなります。
一方で、PCメーカー系であれば、自社の通販サイトなのでそういった手数料はありません。
また、PCパーツはもちろんのことBTOパソコンを組み立てるためのPCパーツも含めて大量に入荷しているので、その分価格を抑えることができます。
ざっと確認したところ、次の通販サイトが全体的に安いのでおすすめです。
ただ、全てのパーツが安いわけではなく、Amazonの方が安いものもあったのでケースバイケースですね。
複数パーツの一括購入(セット割)で割安に!
自作PCの組み立てにおいて必要なパーツは多岐にわたりますが、マザーボードやCPU、メモリなど主要な部品を同時に購入することで、セット割引が適用されることがあります。
特に、専門のPCパーツショップやオンラインストアでは、組み合わせ自由なセット割引を提供している場合が多く、自分のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
例えば、CPU+マザーボードの購入で1,2千円割引されるといった感じです。
また、CPU+マザーボードだけではなく、メモリや電源ユニットなどパーツ点数が多いほど割引額が増えるのでお得です。
店側からしても、他の店で買われるより、まとめて買ってもらった方がいいという思惑があるので、こういったセット割りをしています。
店内のどこかにセット割のチラシが貼られていることがあるので、それを参考にセットの組み合わせや割引額を確かめましょう。
通販サイトでもまれにセット割がありますが、自分が欲しいパーツの組み合わせで売っていることはほとんどないので、セット割で安く買いたいなら実際に店舗に行って買うのをおすすめします。
まれに特価になるタイミングを狙う
自作PCのパーツを特価で手に入れるには、セールやキャンペーンを見逃さないことが重要です。
特に、年末年始やブラックフライデー、新学期の始まりなど、小売業者が在庫一掃セールを行う時期は、普段よりもずっとお得にパーツを購入できるチャンスがあります。
また、新製品の発売前後も旧モデルが値下げされることが多いため、こまめに情報をチェックすることが節約につながります。
さらに、メールマガジンの購読やSNSのフォローを通じて、ショップ独自のタイムセールや限定クーポンの情報をいち早くキャッチすることも一つの方法です。
ただし、特価品は在庫が限られていることが多いので、欲しいパーツが見つかったら迷わず購入する決断の速さも必要です。
まとめ:自分に合った買い方を見極めよう!
自作PCのパーツをどこで買うのかと安く買う方法について解説しました。
改めてまとめると購入先は次の3つですね。
- 店舗でのパーツ購入
- PCメーカー系通販サイトでのパーツ購入
- Amazonなどの大手通販サイトでのパーツ購入
初めて自作PCをするのであれば、自分の用途に対して十分な性能か不安になると思いますが、そういう方は、店舗で一度店員に相談しつつ購入するのがおすすめです。
私も初めて自作PCをした時はずっと一人で悩んでいたのですが、相談してみると一発で解決したので不安がある方は店舗がいいですね。
しかし、PCパーツを一式購入すると結構な大きさと重量のものを持って帰ることになりますし、精密機器なので衝撃や振動に気を付ける必要があることを考えれば、車で運ぶことになります。
車が難しいという方は、購入先の店舗で郵送してくれそうか確認した上で買いに行くか、通販サイトでの購入がおすすめですね。
PCパーツは色々な店舗、通販サイトで販売しているので、色々と価格や品揃えを比較したくなるのですが、これをやりすぎると一向に進まないので、1,2つぐらいの店舗、通販サイトに絞った上でパーツを見ていくのが良いかなと思います。
PCパーツと通販サイトを選ぶだけで、見積もり、互換性チェック、電源容量計算ができるツールも開発したのでぜひ活用してください。 最大5つの構成を保存できるので色々な構成を試せます。
≫ ツール:自作PCパーツの見積もり・互換性チェックツール