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CPUクーラーの必要性について【自作PC】

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CPUクーラー

CPUクーラーはパソコンの安定した動作に欠かせない重要なパーツです。

結論だけ先に言うと、CPUクーラーは絶対に必要なパーツで、搭載しない選択肢はまずありえません。

 

CPUは動作中に大量の熱を発生し、この熱を適切に冷却しないとパフォーマンスの低下システムの安定性の低下、最悪の場合には故障のリスクがあります。

特に高性能なCPUや高負荷な状況が続くような用途の場合、冷却が不十分だとパソコン全体の動作が不安定になることもあります。

 

この記事では、CPUクーラーの必要性やその役割について詳しく解説していきます。

 

この記事の重要なポイント
  • CPUクーラーはPCの安定動作に必須のパーツ
  • CPUは高負荷時に70~90℃の高温になる
  • 高温になるとサーマルスロットリングによる性能の低下
  • 最悪の場合、故障防止の安全対策として強制終了
  • 高温が続くことでパーツの寿命が短くなる
  • 安定性・作業効率のためにもCPUクーラーは絶対必要

 

 

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CPUクーラーの必要性について

CPUクーラーの必要性について順を追って解説していきます。

 

CPUクーラーは絶対に必要

自作PCには約10個ほどのPCパーツから成り立っており、その中でもグラフィックボード、光学ドライブ、拡張カードは搭載しなくてもいいパーツです。

しかし、CPUクーラーについては絶対に搭載しなければならないパーツです。

 

CPUによってはCPUクーラーが付属(純正CPUクーラー / リテールクーラー)している場合があるので、購入自体は必須ではありませんが、CPUクーラーの搭載は必須です。

 

CPUクーラーは名前の通り、CPUを冷却するためのクーラーです。

CPUは、パソコンの頭脳とも言える重要なパーツで動作中に大量の熱を発生します。

特に、高負荷時にはCPUクーラーで冷却した上で70~90℃にもなるパーツです。

 

多くのCPUには、温度が上昇しすぎた際に強制的にクロック周波数を下げる「サーマルスロットリング」や最終的にシステムをシャットダウンする「サーマルプロテクション」などの機能が備わっており、これによってパーツを保護します。

そうならないためにもCPUクーラーは絶対に必要ですし、もっと言えば、CPUの性能や発熱量に対して適切に冷却できるCPUクーラーが必要です。

 

CPUの発熱について

先述した通り、CPUはすぐに70~90℃といった高温になるPCパーツで、CPUの発熱はパソコンの性能や寿命に大きな影響を与えます。

 

CPUは、計算処理を行う際に電力を消費し、その結果として熱を発生します。

この熱が適切に管理されないとCPUの温度が上昇して、一時的に性能が低下し、最悪の場合には故障することがあります。

 

特に、高性能なCPUほど発熱量が多くなるため冷却が非常に重要で、CPUクーラーは、この発熱を効率的に冷却するために必要です。

適切な冷却が行われることで、CPUは安定して高いパフォーマンスを発揮し続けることができます。

 

高温による性能低下と不安定性

CPUは高温になると、性能が低下し、動作が不安定になりますが、これにより、パソコンの動作が遅くなったり、突然シャットダウンしたりすることがあります。

特に、重い作業やゲームを行う場合、CPUは多くの熱を発生させるため、冷却が不十分だとすぐに高温になってしまいます。

 

CPUクーラーは、これらの性能低下や動作の不安定を防ぐために重要な役割を果たします。

適切な冷却が行われることで、CPUの性能を最大限に引き出し、安定した動作を維持することができます。

 

 

CPUの冷却不足による具体的な問題

CPUの冷却不足が引き起こす問題について解説していきます。

 

サーマルスロットリングによる性能低下

サーマルスロットリングとは、CPUの過熱を防ぐために自動的にクロック周波数を下げることで、これ以上温度が上昇しないようにする機能のことです。

先程から温度が上がることで性能が一時的に低下すると言っているのは、このサーマルスロットリングを指しています。

 

サーマルスロットリングが発生するとCPUの温度が下がるまでクロック周波数が上がらないので、パフォーマンスが低下してしまいます。

これを発生させないためにもCPUを適切に冷却する必要があるというわけです。

 

つまり、CPUクーラーを搭載することで、もっと言うと、CPUの発熱量に適した冷却性能のCPUクーラーを搭載することで、CPUが本来持っている高いパフォーマンスを”維持し続けて”作業することができます。

 

システムの強制終了

CPUの冷却不足によって、システムが強制終了されてしまいます。

 

まず、温度上昇による対策として、先述したサーマルスロットリングが発生します。

温度が高くなってもクロック周波数を落とすことでこれ以上温度を上げないことで、性能が低くなったとしても可能な限りパソコンを動作し続けようとしてくれます。

 

しかし、そのサーマルスロットリングでも発熱し続けて、温度上昇してしまうとサーマルプロテクションにより、パソコンが強制終了されます。

高温状態が続くことで、CPU内部の半導体や回路が物理的に破壊されることを防ぎます。

CPUのシリコンチップは高温にさらされると膨張や変形を引き起こし、最悪の場合、回路がショートして完全に壊れてしまいます。

 

また、CPUだけではなく、マザーボードの電源回路やVRM、温度に弱いコンデンサ、メモリなどの周辺部品にも過度な負荷がかかり、それが原因で破損してしまう可能性があります。

サーマルプロテクションは、これらの破損を未然に防ぐための最終防衛策です。

 

強制終了されることによって故障という最悪の事態は避けることはできますが、強制終了を繰り返すことでシステムファイルが損傷してパソコンが起動しなくなる可能性もあります。

そうならないためにも、適切なCPUクーラーを搭載する必要があります。

 

ハードウェアの寿命短縮と故障

温度上昇が続いてもサーマルプロテクションによる強制終了で直接的な故障は防ぐことができます。

 

しかし、冷却性能の低い(CPUの発熱量に対して適切ではない)CPUクーラーを使ってしまうと、強制終了するほどではないにしても、高温が続くことでCPUや周辺のパーツ、部品の寿命が短くなってしまうかもしれません。

マザーボード周りには温度に弱いコンデンサなどもあります。

 

本来もっと長く使えるはずのものが1,2年とかで故障してしまうこともあり得るので、高負荷時でも適切に冷却できる性能のCPUクーラーは搭載しておきたいですね。

 

まとめ:CPUクーラーは必須パーツ!

CPUクーラーがない場合や高温になった場合を中心にCPUクーラーの必要性について解説してきました。

 

この記事の重要なポイント
  • CPUクーラーはPCの安定動作に必須のパーツ
  • CPUは高負荷時に70~90℃の高温になる
  • 高温になるとサーマルスロットリングによる性能の低下
  • 最悪の場合、故障防止の安全対策として強制終了
  • 高温が続くことでパーツの寿命が短くなる
  • 安定性・作業効率のためにもCPUクーラーは絶対必要

CPUクーラーは、CPUの発熱を効率的に管理し、性能低下やシステムの不安定性を防ぐために欠かせないパーツです。

また、CPUクーラーを搭載しても、CPUの性能や発熱量に応じて適切なCPUクーラーでないとパソコン全体の動作が不安定になることがあります。

 

最悪の場合、故障やパーツの寿命が短くなる可能性もあるので、適切な冷却性能のCPUクーラーを搭載するようにしましょう。


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