PCケースと言えば、パソコンの顔でもあり、最もデザイン面で影響するパーツでもあります。
既製品などのBTOパソコンでは、PCケースの種類も幅広くないため、デザイン的に納得がいかない場合もあると思います。
しかし、自作PCとなれば、PCケースの選択肢の幅はグッと広がり、自由自在に選ぶことができます。
ケンさん
しかし、どんなPCケースのメーカーがあるのか、メーカーごとにどういった雰囲気のケースがあるのかなど1つ1つのメーカーを調べるのは面倒だと思います。
そこで、PCケースのメーカーをまとめ、そのメーカーのケースのサンプル画像をいくつか添えて紹介していきます。
雰囲気が気に入ったメーカー・PCケースがあれば、公式サイトや実際に日本でも入手できるのかAmazonなどで調べてみるといいでしょう。
ケンさん
PCケースのサイズなどの基本知識、性能面や互換性の観点から選び方も解説しています。
≫ 関連記事:自作PCのPCケースの選び方【性能面 / 機能面 / 互換性】
PCパーツと通販サイトを選ぶだけで、見積もり、互換性チェック、電源容量計算ができるツールも開発したのでぜひ活用してください。 最大5つの構成を保存できるので色々な構成を試せます。
≫ ツール:自作PCパーツの見積もり・互換性チェックツール
目次
- 1 PCケースメーカーのサンプル画像と特徴
- 1.1 Fractal Design
- 1.2 Cooler Master
- 1.3 SilverStone
- 1.4 Phanteks
- 1.5 In Win
- 1.6 Thermaltake
- 1.7 CORSAIR
- 1.8 NZXT
- 1.9 Antec
- 1.10 JONSBO
- 1.11 RAIJINTEK
- 1.12 ASUS
- 1.13 MetallicGear
- 1.14 MSI
- 1.15 Sharkoon
- 1.16 SAMA
- 1.17 DIRAC
- 1.18 COUGAR
- 1.19 LIAN LI
- 1.20 XIGMATEK
- 1.21 DEEPCOOL
- 1.22 ENERMAX
- 1.23 GAMDIAS
- 1.24 RAIDMAX
- 1.25 ZALMAN
- 1.26 AeroCool
- 1.27 be quiet!
- 1.28 BitFenix
- 1.29 FSP
- 1.30 Golden Field
- 1.31 abee
- 1.32 サイズ
- 1.33 Colorful
- 1.34 DAN Cases
- 1.35 Nanoxia
- 1.36 CRYORIG
- 1.37 KEIAN
- 2 まとめ:PCケースは納得のいくまで探し続けろ!
PCケースメーカーのサンプル画像と特徴
全部で37メーカーのPCケースを掲載しており、ほぼほぼ全てのメーカーを網羅できていると思うので、とりあえずこの記事を見ておけば、大体把握できると思います。
掲載しているケースは、ごく一部なので、「お!何か良さそう!」と思ったら、実際に公式サイトも確認してみて下さい。
Fractal Design
Fractal Designは、Define, Vectorなど色々なシリーズが展開されています。
Defineシリーズは、静音性に特化したケースが多く、高い密閉性と産業用にも使われる吸音材が多くのパネルに搭載されているので、静音性に特化したケースと言えます。
全体的に、ケースのデザインはシンプルめで、ブラック、ホワイトカラーが多めです。
Cooler Master
Cooler Masterは、冷却性能を重視したメッシュ構造のシリーズ、静音性を重視した密閉性の高いシリーズなど幅広いケースを展開。
ミドルタワーケースが多いが、他にもフルタワー、MicroATX, Mini-ITX向けと言ったコンパクトなケースもあります。
デザイン的には、控えめなシンプルなものから、形状、LEDや強化ガラスで攻めたものまで様々。
SilverStone
SilverStoneは、ブラックを基調としたケースがほとんど。
ですが、ケースのサイズは、省スペースなものからミドルタワーケースと幅広く展開しています。
Phanteks
Phanteksは、密閉型の大きめのサイズ、強化ガラスで内部が見える構造のケースが多めですね。
中には、ワンポイントでLEDライティングしているケースもあり、控えめでおしゃれな感じに仕上がっているケースもあります。
In Win
In Winは、Mini ITX, Micro ATX向けからゲームなどの構成の向けのミドルタワー、フルタワーまで様々なサイズを展開。
デザインに凝ったケースが多く、強化ガラスやLEDを上手く使って仕上げていますね。
また、ビジネス向けのコンパクトで控えめなデザインのケースもあります。
公式サイトを見ると、販売しているかは分かりませんが、今までに見たことのない超個性的なケースもあります。
Thermaltake
Thermaltakeは、強化ガラスとLEDライティングで仕上げたゴツいケースが多め。
強化ガラスは、サイドパネルの1面だけでなく、複数のパネルで採用されているケースも多い印象です。
オープンフレーム構造のケースも数点。タイプのケースも多く揃っているメーカーです。
CORSAIR
Corsairは、複数の面で強化ガラスが採用されているケースが多め。
通常、サイドパネル1枚のみ強化ガラスというパターンが多いが、Corsairの場合は、多面となっているので珍しいです。
基本的に、黒色カラーが多いものの、他のメーカーと比べ白色ケースも多いです。
NZXT
NZXTは、全体的にシンプルなデザインのものが多めで、カラーとしてはブラック、ホワイトが中心。
他にもレッド、ブルーもありますが、ワンポイントだけなので控えめな仕上がりになっています。
PUPGやRazerなど他社とコラボしたケースもあるので、ファンの人には良いかも。
Antec
Antecは、全体的に黒を基調としたケースが多め。中にも一部ホワイトやその他のカラーも。
静音性に優れている密閉構造のケースが多く、中には、静音性に特化したシリーズもあります。
JONSBO
JONSBOは、ケース数は少ないものの、アルミケースを採用した重厚感のあるケースが印象的。
アルミニウム × 水色、赤色と珍しい組み合わせもあるので、少し攻めたケースにしたい方には良いかも。
RAIJINTEK
RAIJINTEKは、アルミニウム製のケースが多いです。
中には、アルミ × オープンフレーム構造のものや、ホワイト、イエロー、グリーン、ピンクなど奇抜な色のケースも数点。
シンプルなデザインが多めですが、アルミニウム素材を活かした重厚感のあるケースにまとまってる印象です。
ASUS
ASUSは、スマホやモニター、マザーボードなどで有名なメーカーで、数は少ないですがケースも作っています。
MetallicGear
MetallicGearは、ケース数は少なめですが、金属素材を用いて重厚感のあるケースがほとんど。
フロントパネルがシンプルなもの、独特の柄が入っているものがある。
MSI
MSIは、マザーボード、グラフィックボードを中心に展開しているので、ケース自体は数が少なめ。
ほとんどが黒色となっており、ワンポイントでLEDライティングされていたり、強化ガラスを採用していたりとカラー以外の部分でバリエーションがある。
MSIのロゴにもあるドラゴンが大きくプリントされたケースもあります。
Sharkoon
Sharkoonは、Mini ITX, Micro ATX, ATXと省スペースのものからミドルタワーまで取り扱っています。
パソコンの顔部分でもあるフロントパネルのデザインに力を入っているなという印象を受けます。
シンプルなもの、ワンポイントでLEDライティングされたもの、メカメカしいものなど様々。
SAMA
SAMAは、ケース数少なめで、ブラックベースのシンプルなデザインが中心。
DIRAC
DIRACは、スリム型の省スペースで、ビジネス用途向けのケースを取り扱っている。
ゲームミングPCなどの高性能なパーツは、サイズ的には要らないので、Office, メール, ブラウザなどのビジネス用途向け。
COUGAR
COUGARは、コンパクトケースからフルタワーまで幅広いサイズのケースを展開しています。
静音性重視の密閉型、冷却性重視のメッシュ構造型、オープンフレーム型、多面強化ガラス、LEDライティングなどサイズだけでなくデザイン性も幅広いです。
LIAN LI
LIAN LIは、コンパクトなケースからフルタワーまで幅広いサイズのケースを展開しています。
また、幅の広い立方体に近いもの、ベンチ台、デスク型、船型など非常にユニークなケースもあります。
XIGMATEK
XIGMATEKは、LEDライティング、強化ガラスを採用したケースが多いです。
複数のパネルで強化ガラスが使われていたり、オープンフレーム構造のものがあったりと、なかなか攻めたデザインが多い印象です。
DEEPCOOL
DEEPCOOLは、シンプルでおしゃれなケースが多い印象です。
ブラック、シルバーがベースになっているが、LEDでワンポイント光らせたり、前面がガラスになっていたりとデザイン性の高いPCケースが多い。
中には、一般的な四角いケースではなく、3つ、4つと独立した区画に分かれている独創的なケースもあります。
ENERMAX
ENERMAXは、LEDで派手にライティングされているケースが多めですね。
ケースのライティング方法は、結構特徴的だと思います。
GAMDIAS
GAMDIASは、強化ガラスとLEDを多く使ったケースが中心。
サイドパネルの1面だけでなく、サイドパネル、トップ、フロントなど多面的に強化ガラスが使われています。
RAIDMAX
RAIDMAXは、結構個性のあるデザインのケースが多いメーカーという印象です。
ケースの形状は、一般的なものから個性的なものまで幅広く、オープンフレーム構造のケースもあります。
特に、フロント部分にこだわりが強く出ていますね。
ZALMAN
ZALMANは、静音性重視の密閉性の高いシンプルなケースが多いですね。
ほとんどがミドルタワーケースですが、1つ1つ特徴の違うデザインとなっていて、見ごたえがありますね。
AeroCool
AeroCoolは、黒を基調としてフロントが光るケースが多め。
ワンポイントで控えめにライティングされているものから、LEDケースファンで派手派手しくライティングされているものまで多様。
be quiet!
be quiet!は、黒をベースとしたケースが多く、アクセントとして、オレンジやホワイトのラインがワンポイントで入っているのが特徴的。
デザインは全体的に似たようなものが多く、どれも微妙に変えてきているという印象です。
ミドルタワー、フルタワーケースを扱っており、高性能なゲーミングPC向けと言えます。
BitFenix
BitFenixは、ブラック、ホワイトのケースが多く、サイドパネルを強化ガラスなどで透明にしたケースが多い。
シンプルでスタイリッシュなケースから、LEDライティングできるものまで幅広く揃っているメーカーですね。
FSP
FSPは、ロゴだけが入ったシンプルなデザインのケース、また、複数のパネルに強化ガラスが採用されたケースがあります。
フロントパネルがガラスになっているので、LEDのケースファンが映えるケースとなってますね。
Golden Field
Golden Fieldは、結構ゴツゴツとした形状のケース、複数のパネルに強化ガラスを搭載したケースが多いですね。
とは言え、全部が全部そうではなく、ロゴだけが入ったシンプルなものもあります。
abee
abeeは、アルミケースを中心にMini ITX, MicroATX, ATXと幅広い規格に対応したケースを展開。
アルミケースは、シルバー・ブラックカラーが多い印象だが、abeeは、レッド・ブルーだけでなく全体で計10色以上のカラーバリエーションがあります。
中には、ピンク・グリーン・水色と珍しい色もあるので、色にこだわりのある人はおすすめ。
2018年末に破産申請をしており、PCケースは製造されていないようなので、流通量は少なくなっていくと思います。
サイズ
サイズは、密閉性の高いシンプルなケースが多め。
中には、オープンフレーム構造のケースもあります。
Colorful
Colorfulは、ケース数は少なめで、シンプルなものがほとんどですね。
右側のケースの白い縦ライン部分は、LEDでライティングできるので、ワンポイントでLED装飾したい方には良いですね。
DAN Cases
DAN Casesは、コンパクトなアルミケースが多いです。
ブラック、シルバーカラーでまとめられていて、シンプルさも相まって金属ケースらしい重厚感があります。
ケース数は少なめですね。
Nanoxia
Nanoxiaは、コンパクトな横置きケースとミドルタワーケースが中心ですね。
ケース数は少なめ。
CRYORIG
CRYORIGは、CPUクーラー、ケースファンを主に展開しているメーカーですが、1つだけケースを製造しています。
横長のスリムな本体に木造のスタンドが付いているITX対応PCケース。
色はホワイトでスタンドが木製ということもありデザイン性が高いです。
KEIAN
KEIANは、電源ユニットで有名ですが、ケースも数点取り扱っています。
省スペース型のケースですね。
まとめ:PCケースは納得のいくまで探し続けろ!
PCケースを取り扱っているメーカーの特徴とサンプル画像をまとめました。
自分好みのPCケースは見つかりましたでしょうか?
PCケースは、パソコンの顔でもあり、最もデザイン面で影響するパーツでもありますし、せっかく自由度の高い自作PCをしているので、自分が納得いくPCケースが見つかるまで探してみましょう!
私は新しくPCを組む時は、ネットで探すことが多いですが、たまに実際に店舗に行って探したりもしますね。
やっぱり、実物を見た方が質感やサイズ感もわかりやすいので、迷っている方は実際に店舗に行ってみるというのもいいんじゃないでしょうか。
ケンさん
PCケースのサイズなどの基本知識、性能面や互換性の観点から選び方も解説しています。
≫ 関連記事:自作PCのPCケースの選び方【性能面 / 機能面 / 互換性】
PCパーツと通販サイトを選ぶだけで、見積もり、互換性チェック、電源容量計算ができるツールも開発したのでぜひ活用してください。 最大5つの構成を保存できるので色々な構成を試せます。
≫ ツール:自作PCパーツの見積もり・互換性チェックツール