自作PCで、他の人はどんなOSを選んでいるのか、重要視している仕様は何なのかなど気になったことがあると思います。
そこで、私が開発・運営している『自作PCパーツの見積もり・互換性チェックツール』で選ばれたパーツを元に様々な観点で集計してみました。
OSの人気ランキングや価格帯、メーカ―やその他の仕様や機能別の選ばれる割合などをグラフでまとめているので、OSに関して全体像を把握するのには参考になると思います。
OS以外にも、他のPCパーツや自作PC全体の分析もしているので参考にしてみてください。
・データは自作PCツールの情報を元にしています。
・データ期間:2024/5/9~08/09まで(約3か月間)
・データ件数:約5,000件
・グラフの縦軸はユーザーに選ばれた割合(選択率)
・グラフの見やすさの関係で、ボリュームゾーンを中心に表示しているので合計100%にならない場合があります。
PCパーツと通販サイトを選ぶだけで、見積もり、互換性チェック、電源容量計算ができるツールも開発したのでぜひ活用してください。 最大5つの構成を保存できるので色々な構成を試せます。
≫ ツール:自作PCパーツの見積もり・互換性チェックツール
目次
OSの基本的なデータ
まずは、人気ランキングやメーカー、価格帯など一番気になるところを紹介していきます。
OSの人気ランキング
1 | マイクロソフト Windows 11 Home | |
66.4% | ||
2 | マイクロソフト Windows 11 Home | |
12.1% | ||
3 | マイクロソフト Windows 11 Pro | |
9.4% | ||
4 | マイクロソフト Windows 11 Pro | |
4.1% | ||
5 | マイクロソフト Windows 10 Home 64bit | |
2.4% | ||
6 | マイクロソフト Windows 11 Home 64bit | |
1.8% | ||
7 | マイクロソフト Windows 10 Home | |
1.4% | ||
8 | マイクロソフト Windows 11 Home 64bit | |
1% | ||
9 | マイクロソフト Windows 11 Pro 64bit | |
0.6% | ||
10 | マイクロソフト Windows 11 Pro 64bit | |
0.6% | ||
11 | マイクロソフト Windows Server 2019 Standard 64bit | |
0.1% |
※同じ名称が並んでいるのは言語やライセンス形態の違いで、仕様については今後表示して見分けが付くようにする予定です。
OSのメーカー
パソコン向けのOSには、主にWindows、MacOS、Linuxがありますが、基本的にMacOSは搭載できませんし、Linuxは自作PCツールでは選択できるようにはなっていないので、Windowsを開発しているマイクロソフトが100%となります。
OSの価格帯
Windows OSの価格帯は1~2万円ぐらいが相場で、HomeかPro、ライセンス形態、通販店で価格差が出てきます。
また、グラフには含まれていませんが、サーバー向けのWindows Serverが20万円ほどで若干名選ばれている方がいましたね。
OSの仕様・機能別のデータ
次に仕様や機能別に集計してみました。
OSのシリーズ
Windows 11が2021年10月に発売されて3年ほど経過していて、さらに、Windows 10は2025年10月に延長サポートが切れるという状況です。
そのため、さすがに新しくPCを組むとなったらWindows11が選択肢になりますね。
≫ 関連記事:OSのサポート期限・期限切れのリスクを解説
OSのエディション
WindowsにはHomeとProがありますが、一般的にはHomeで十分な機能が備わっています。
私は、メインPCからサーバーPCに対して、リモートデスクトップ接続をしたいので、サーバー側のPC(接続される側)はWindows Proにしています。
※Homeだと、別PCに対してリモートデスクトップ接続することはできますが、別PCから接続”される”ことができません。
このように明確にこの機能が必要だからProにするという理由がないのであれば、Homeで大丈夫ですね。
HomeとProの違いは、OSの選び方で解説しているので参考にしてください
OSのライセンス形態
通常版が圧倒的で9割以上を占めています。
DSP版は、ライセンス的に他のパーツとセットでのみ販売され、単体で販売されることは基本的にはありません。
なので、そもそもなぜ単体で販売されているのかは謎ですが、今は関係ないので置いておきます。
ライセンス的には、購入時にセットで販売されたハードウェアに対してライセンスが紐付けられ、他のPCに移行することができません。
この制約があるので、DPS版は、通常版より安い価格で提供されることが多いですが、最近では通常版の方が安いので選ぶ意味はあまりありませんね。
OSの言語
OSの言語には、日本語版と英語版の2つがありますが、日本語版が8割弱と思いのほか少ないのは意外ですね。
私は、基本的に日本版しか購入しないので、英語版を選ぶ理由はよくわかりません…
一応、英語版でも日本語設定にすることで、日本語版とほぼ同じように使うことができます。
なので、英語版の方が安いから、英語版を買って日本語設定で使うのかと考えましたが、価格も基本的には日本語の方が数千円安くなっています。
もしかすると、単純にミスで英語版を選んでいるだけかもしれません。
※自作PCツール上では、製品名の部分に言語を出しておらず、仕様部分を見ないと違いが分からない状態なので、バージョンだけを見て、パッと選んでいる可能性があるかもしれません。
まとめ:OSの統計データについて
OSの人気ランキングや価格帯、メーカ―やその他の仕様や機能別の選ばれる割合などをグラフでまとめました。
自作PCにおけるOSについては、基本的にマイクロソフトの最新バージョンのOSですし、価格帯もある程度決まっているので、ぶっちゃけ統計データから得られるものはあまりなかったかもしれませんね。
OS以外にも、他のPCパーツや自作PC全体の分析もしているので参考にしてみてください。
また、PCパーツを選ぶだけで「見積もり」「互換性チェック」「電力計算」ができる『自作PCパーツの見積もり・互換性チェックツール』も運営しているので、自作PCを検討する際はぜひ活用してみてください。
PCパーツと通販サイトを選ぶだけで、見積もり、互換性チェック、電源容量計算ができるツールも開発したのでぜひ活用してください。 最大5つの構成を保存できるので色々な構成を試せます。
≫ ツール:自作PCパーツの見積もり・互換性チェックツール