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【自作PC】第12世代 Intel Core のデスクトップ向けCPUの特徴や仕様、性能まとめ

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CPU

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第12世代 Intel Core デスクトップ向けCPUの特徴や仕様、前世代との変更点やベンチマークスコア、コストパフォーマンス、ワットパフォーマンスを比較していきます。

 

この記事の重要なポイント
  • PコアとEコアによるハイブリッドアーキテクチャを採用
  • コア・スレッド数が増加し性能と効率が向上
  • DDR5メモリに対応し高速データ転送が可能に
  • 内蔵GPUがUHD Graphics 770に強化
  • 最大4画面の同時出力に対応
  • PCI Express 5.0に対応し拡張性が向上
  • 最大TDPが仕様に追加され消費電力が把握しやすく
  • Core i3グレードが未展開
  • i5・i7のコストパフォーマンスが優秀

 

 

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第12世代 Intel Core プロセッサーの特徴

第12世代 Intel Core プロセッサーの特徴を解説していきます。

性能面の進化から第11世代との違いまで気になるポイントをわかりやすくまとめました。

 

Pコア、Eコアのハイブリットアーキテクチャを採用

第12世代からは、処理性能の高い「Pコア(Performance Core)」と、電力効率に優れた「Eコア(Efficient Core)」を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャが採用されました。

ケンさん

CPU界隈まれに見る大きな変更点やで!

 

PコアとEコアの特徴としては次の通りです。

  • Pコア:高性能な処理性能 / 高負荷なタスク担当
  • Eコア:効率的な処理性能 / 軽いタスク・バックグランドタスク担当

この2種類のコアを併用することで、高性能と省電力の両立を実現しています。

≫ 関連記事:Intel CPUのPコア・Eコアについて

 

第11世代までは、1種類のコアのみでPコアに相当するもののみでしたが、第12世代からは2種類のコアを使い分けることで、重い作業はPコアが、軽いタスクやバックグラウンド処理など軽い作業はEコアが担当するようになり、高性能と省電力の両立が実現されました。

 

タスクの担当が分かれたことにより、高負荷なタスクの実行中に、軽いタスクに割り込まれることが少なくなるため、Pコアは高負荷なタスクに集中でき、パフォーマンスがより向上します。

 

コア・スレッド数の増加

Core i9, i7とCore i5の一部の上位モデル「12600K」「12600KF」のコアとスレッド数が増えました。

 

Pコア自体の数は同じですが、新しくEコアが追加されたことにより、全体のコア数が増加

また、Eコアが増えた分、スレッド数も増加しました。

 

Pコアは、ハイパースレッディング・テクノロジーにより、1コアで2スレッドとなりますが、Eコアはこれに対応していないため、1コア1スレッドとなります。

そのため、合計のスレッド数は、(Pコア × 2) + Eコアとなります。

例えば、Intel Core i5-12600Kでは、Pコアが6、Eコアが4の合計10コアですが、スレッド数は16です。

ケンさん

単純にコア数の2倍すればいいわけじゃなくなったから、スレッド数を数えるのは面倒になったな!

 

DDR5メモリに対応

第12世代からは、DDR5のメモリ規格に対応しました。

今までのDDR4メモリにも対応しているので、自作PCをする際は、今の価格や流通状況に応じて決めると良いでしょう。

 

ただし、マザーボード側のメモリスロットは物理的な形状が違うため、両方に対応していません。

そのため、DDR4に対応しているのか、DDR5に対応しているかは仕様をよく確認しておきましょう。

 

DDR5は、より高いデータ転送速度に対応しています。

DDR4の場合は3200 MT/s(50.0 GB/s)までですが、DDR5は4800 MT/s(76.8 GB/s)まで対応しています。

どのメモリを選ぶかにもよりますが、対応している規格の最大で言うと26.8 GB/sも速くなります。

 

内蔵GPU(UHD Graphics)のグレードアップ

内蔵GPUが第12世代から、Intel UHD Graphics 750からIntel UHD Graphics 770にグレードアップしました。

これにより、軽めのゲームや動画再生、4K出力といった用途において、よりスムーズな描画が可能になっています。

 

クロック周波数としては次のようになります。

クロック周波数Intel UHD Graphics 750
(第11世代)
Intel UHD Graphics 770
(第12世代)
ベース350 MHz300 MHz
最大1.3 GHzCore i5:1.45 GHz
Core i7:1.50 GHz
Core i9:1.55 GHz
スクロールできます

ベースクロック周波数は下がったものの最大クロック周波数は上がっているので、全体としてグラフィック性能は少し上がっています。

また、UHD Graphics 770は、Core i5, i7, i9のグレードによって、最大時のクロック周波数が若干変わってきます。

 

ディスプレイの最大出力数が4画面に

Intel UHD Graphics 770になったことにより、今までは最大3画面までの同時出力でしたが、最大4画面になりました。

CPU内蔵GPUの最大画面数なので、マザーボード側の映像出力ポートだけで最大4画面にできるということですね。

 

グラフィックボードがあれば、また別途接続できる画面数が増えることになります。

 

正直、3画面や4画面もディスプレイを使うユーザーであればグラフィックボードも搭載するような方が多いと思うので、CPUで4画面使う機会はあまりないかもしれませんね。

ただ、最大まで使わないにしても、1画面から2画面、3画面といったマルチディスプレイは作業効率が劇的に変わるので、1画面で使っている人はぜひ検討してみてください。

 

PCI Express 5.0に対応

第12世代からは、PCI Express 5.0に対応しています。

前世代(PCIe 4.0)の2倍の帯域幅を持ち、将来的なGPUやSSDの高速化に備えられての対応ですが、利用シーンとしては主にNVMe SSDになると思います。

 

参考までにPCI Expressを含むストレージのデータ転送速度をまとめておきます。

規格データ転送速度
NVMe SSDGen5 / PCI Express 5.09,500~12,400MB/s
Gen4 / PCI Express 4.03,500~7,500MB/s
Gen3 / PCI Express 3.01,800~3,500MB/s
SATA SSD450~550MB/s
HDD130~150MB/s
スクロールできます

 

最大TDPが仕様に追加

第12世代からは、TDP(熱設計電力)の仕様が見直され、「最大TDP(Maximum Turbo Power)」が公式ページの仕様一覧に明記されるようになりました。

この最大TDPは、ターボブーストテクノロジーによりクロック周波数が向上した際のTDPとなります。

 

今までは、ベースクロック時のTDPのみの表記でしたが、最大TDPが追加されたことにより、ピーク時の消費電力・発熱量を正確に把握しやすくなり、より正確に電源ユニットやCPUクーラーを選べるようになります。

 

Core i3グレードの展開はない

Intel Core iシリーズは、基本的にi3、i5、i7、i9の4つのグレードがあり、それぞれで複数のモデルのラインナップがあります。

しかし、第12世代については、Core i3は展開されず、i5、i7、i9の3つのグレードのみとなります。

 

 

第12世代 Intel Core プロセッサーの仕様

第12世代のIntel Core プロセッサーの仕様をグレード別に解説していきます。

 

Intel Core i9 プロセッサー

Core i9 プロセッサーの仕様について、前世代との変更点は次の通りです。

  • 8コアからPコア:8、Eコア:8の計16コアに増加
  • 16スレッドから24スレッドに増加(Eコアは1スレッド)
  • -0.3~-0.1 Ghzの変動
  • L2キャッシュが仕様に追加、L3キャッシュが14MB増加
  • DDR5メモリに対応
  • 対応メモリ速度がDDR4の場合、3200 MT/s(50.0 GB/s)までだが、DDR5は4800 MT/s(76.8 GB/s)まで対応
  • UHD Graphics 750から770に変更(最大クロック周波数が1.3 GHzから1.55 GHzまで増加)
  • DisplayPortの解像度が5,120×3,200から7,680×4,320に変更
  • ディスプレイの最大出力数が3画面から4画面に変更
  • PCI Express 5.0に対応
  • 最大TDPが仕様に追加

 

モデル名i9-12900KSi9-12900Ki9-12900KFi9-12900i9-12900Fi9-12900T
世代第12世代
コードネームAlder Lake
対応ソケットLGA1700
対応チップセット700シリーズ
600シリーズ
コア16
Pコア:8, Eコア:8
スレッド24
クロック
周波数
定格Pコア:3.4 GHz
Eコア:2.5 GHz
Pコア:3.2 GHz
Eコア:2.4 GHz
Pコア:2.4 GHz
Eコア:1.8 GHz
Pコア:1.4 GHz
Eコア:1.0 GHz
最大Pコア:5.2 GHz
Eコア:4.0 GHz
Pコア:5.1 GHz
Eコア:3.9 GHz
Pコア:5.0 GHz
Eコア:3.8 GHz
Pコア:4.8 GHz
Eコア:3.6 GHz
Thermal Velocity
Boost
5.5 GHz
TurboBoost
Max 3.0
5.3 GHz5.2 GHz5.1 GHz4.9 GHz
OC対応×
キャッシュ
メモリ
L214 MB
L330 MB
メモリ対応メモリDDR5 4800 MT/s
DDR4 3200 MT/s
最大容量128 GB
チャネル数2
帯域幅76.8 GB/s
ECC対応××
モデル名i9-12900KSi9-12900Ki9-12900KFi9-12900i9-12900Fi9-12900T
GPU内蔵GPUIntel UHD Graphics 770Intel UHD Graphics 770Intel UHD Graphics 770
クロック
周波数
定格0.3 GHz0.3 GHz0.3 GHz
最大1.55 GHz1.55 GHz1.55 GHz
実行ユニット323232
HDMIバージョン2.12.12.1
解像度4,096×2,1604,096×2,1604,096×2,160
Hz60 Hz60 Hz60 Hz
DPバージョン1.4a1.4a1.4a
解像度7,680×4,3207,680×4,3207,680×4,320
Hz60 Hz60 Hz60 Hz
最大出力数444
PCI Expressリビジョン5.0 and 4.0
構成Up to 1×16+4, 2×8+4
レーンの最大数20
TDP基本電力150 W125 W65 W35 W
最大電力241 W202 W106 W
最大動作温度90 °C100 °C
CPUクーラー
付属有無
なしありなし
発売日Q1’22Q4’21Q1’22
モデル名i9-12900KSi9-12900Ki9-12900KFi9-12900i9-12900Fi9-12900T
スクロールできます

 

Intel Core i7 プロセッサー

Core i7 プロセッサーの仕様について、前世代との変更点は次の通りです。

  • 8コアからPコア:8、Eコア:4の計12コアに増加
  • 16スレッドから20スレッドに増加(Eコアは1スレッド)
  • -0.4~0.1 Ghzの変動
  • L2キャッシュが仕様に追加、L3キャッシュが9MB増加
  • DDR5メモリに対応
  • 対応メモリ速度がDDR4の場合、3200 MT/s(50.0 GB/s)までだが、DDR5は4800 MT/s(76.8 GB/s)まで対応
  • UHD Graphics 750から770に変更(最大クロック周波数が1.3 GHzから1.5 GHzまで増加)
  • DisplayPortの解像度が5,120×3,200から7,680×4,320に変更
  • ディスプレイの最大出力数が3画面から4画面に変更
  • PCI Express 5.0に対応
  • 最大TDPが仕様に追加

 

モデル名i7-12700Ki7-12700KFi7-12700i7-12700Fi7-12700T
世代第12世代
コードネームAlder Lake
対応ソケットLGA1700
対応チップセット700シリーズ
600シリーズ
コア12
Pコア:8, Eコア:4
スレッド20
クロック
周波数
定格Pコア:3.6 GHz
Eコア:2.7 GHz
Pコア:2.1 GHz
Eコア:1.6 GHz
Pコア:1.4 GHz
Eコア:1.0 GHz
最大Pコア:4.9 GHz
Eコア:3.8 GHz
Pコア:4.8 GHz
Eコア:3.6 GHz
Pコア:4.6 GHz
Eコア:3.4 GHz
Thermal Velocity
Boost
TurboBoost
Max 3.0
5.0 GHz4.9 GHz4.7 GHz
OC対応×
キャッシュ
メモリ
L212 MB
L325 MB
メモリ対応メモリDDR5 4800 MT/s
DDR4 3200 MT/s
最大容量128 GB
チャネル数2
帯域幅76.8 GB/s
ECC対応××
モデル名i7-12700Ki7-12700KFi7-12700i7-12700Fi7-12700T
GPU内蔵GPUIntel UHD Graphics 770Intel UHD Graphics 770Intel UHD Graphics 770
クロック
周波数
定格0.3 GHz0.3 GHz0.3 GHz
最大1.50 GHz1.50 GHz1.50 GHz
実行ユニット323232
HDMIバージョン2.12.12.1
解像度4,096×2,1604,096×2,1604,096×2,160
Hz60 Hz60 Hz60 Hz
DPバージョン1.4a1.4a1.4a
解像度7,680×4,3207,680×4,3207,680×4,320
Hz60 Hz60 Hz60 Hz
最大出力数444
PCI Expressリビジョン5.0 and 4.0
構成Up to 1×16+4, 2×8+4
レーンの最大数20
TDP基本電力125 W65 W35 W
最大電力190 W180 W99 W
最大動作温度100 °C
CPUクーラー
付属有無
なしありなし
発売日Q4’21Q1’22
モデル名i7-12700Ki7-12700KFi7-12700i7-12700Fi7-12700T
スクロールできます

 

Intel Core i5 プロセッサー

Core i5 プロセッサーの仕様について、前世代との変更点は次の通りです。

  • 一部の上位モデル「12600K」「12600KF」のみ、6コアからPコア:6、Eコア:4の計10コアに増加
  • 一部の上位モデル「12600K」「12600KF」のみ、12スレッドから16スレッドに増加
  • -0.2~0.5 Ghzの変動
  • L2キャッシュが仕様に追加、L3キャッシュが6MB増加
  • DDR5メモリに対応
  • 対応メモリ速度がDDR4の場合、3200 MT/s(50.0 GB/s)までだが、DDR5は4800 MT/s(76.8 GB/s)まで対応
  • UHD Graphics 750から770に変更(最大クロック周波数が1.3 GHzから1.45 GHzまで増加)
  • DisplayPortの解像度が5,120×3,200から7,680×4,320に変更
  • ディスプレイの最大出力数が3画面から4画面に変更
  • PCI Express 5.0に対応
  • 最大TDPが仕様に追加

 

モデル名i5-12600Ki5-12600KFi5-12600i5-12600Ti5-12500i5-12500Ti5-12400i5-12400Fi5-12400T
世代第12世代
コードネームAlder Lake
対応ソケットLGA1700
対応チップセット700シリーズ
600シリーズ
コア10
Pコア:6, Eコア:4
6
Pコア:6, Eコア:0
スレッド1612
クロック
周波数
定格Pコア:3.7 GHz
Eコア:2.8 GHz
Pコア:3.3 GHz
Eコア:-
Pコア:2.1 GHz
Eコア:-
Pコア:3.0 GHz
Eコア:-
Pコア:2.0 GHz
Eコア:-
Pコア:2.5 GHz
Eコア:-
Pコア:1.8 GHz
Eコア:-
最大Pコア:4.9 GHz
Eコア:3.6 GHz
Pコア:4.8 GHz
Eコア:-
Pコア:4.6 GHz
Eコア:-
Pコア:4.4 GHz
Eコア:-
Pコア:4.2 GHz
Eコア:-
Thermal Velocity
Boost
TurboBoost
Max 3.0
OC対応×
キャッシュ
メモリ
L29.5 MB7.5 MB
L320 MB18 MB
メモリ対応メモリDDR5 4800 MT/s
DDR4 3200 MT/s
最大容量128 GB
チャネル数2
帯域幅76.8 GB/s
ECC対応××
モデル名i5-12600Ki5-12600KFi5-12600i5-12600Ti5-12500i5-12500Ti5-12400i5-12400Fi5-12400T
GPU内蔵GPUIntel UHD Graphics 770Intel UHD Graphics 770Intel UHD Graphics 730
クロック
周波数
定格0.3 GHz0.3 GHz0.3 GHz
最大1.45 GHz1.45 GHz1.45 GHz
実行ユニット32322424
HDMIバージョン2.12.12.1
解像度4,096×2,1604,096×2,1604,096×2,160
Hz60 Hz60 Hz60 Hz
DPバージョン1.4a1.4a1.4a
解像度7,680×4,3207,680×4,3207,680×4,320
Hz60 Hz60 Hz60 Hz
最大出力数444
PCI Expressリビジョン5.0 and 4.0
構成Up to 1×16+4, 2×8+4
レーンの最大数20
TDP基本電力125 W65 W35 W65 W35 W65 W35 W
最大電力150 W117 W74 W117 W74 W117 W74 W
最大動作温度100 °C
CPUクーラー
付属有無
なしありなしありなしありなし
発売日Q4’21Q1’22
モデル名i5-12600Ki5-12600KFi5-12600i5-12600Ti5-12500i5-12500Ti5-12400i5-12400Fi5-12400T
スクロールできます

 

Intel Core i3 プロセッサー

Core i3 プロセッサーの仕様について、第11世代はCore i3は発売されなかったため変更点は省きます。

 

モデル名i3-12300i3-12300Ti3-12100i3-12100Fi3-12100T
世代第12世代
コードネームAlder Lake
対応ソケットLGA1700
対応チップセット700シリーズ
600シリーズ
コア4
Pコア:4, Eコア:0
スレッド8
クロック
周波数
定格Pコア:3.5 GHz
Eコア:-
Pコア:2.3 GHz
Eコア:-
Pコア:3.3 GHz
Eコア:-
Pコア:2.2 GHz
Eコア:-
最大Pコア:4.4 GHz
Eコア:-
Pコア:4.2 GHz
Eコア:-
Pコア:4.3 GHz
Eコア:-
Pコア:4.1 GHz
Eコア:-
Thermal Velocity
Boost
TurboBoost
Max 3.0
OC対応×
キャッシュ
メモリ
L25 MB
L312 MB
メモリ対応メモリDDR5 4800 MT/s
DDR4 3200 MT/s
最大容量128 GB
チャネル数2
帯域幅76.8 GB/s
ECC対応×
モデル名i3-12300i3-12300Ti3-12100i3-12100Fi3-12100T
GPU内蔵GPUIntel UHD Graphics 730Intel UHD Graphics 730
クロック
周波数
定格0.3 GHz0.3 GHz
最大1.45 GHz1.40 GHz1.40 GHz
実行ユニット2424
HDMIバージョン2.12.1
解像度4,096×2,1604,096×2,160
Hz60 Hz60 Hz
DPバージョン1.4a1.4a
解像度7,680×4,3207,680×4,320
Hz60 Hz60 Hz
最大出力数44
PCI Expressリビジョン5.0 and 4.0
構成Up to 1×16+4, 2×8+4
レーンの最大数20
TDP基本電力60 W35 W60 W58 W35 W
最大電力89 W69 W89 W69 W
最大動作温度100 °C
CPUクーラー
付属有無
ありなしありなし
発売日Q1’22
モデル名i3-12300i3-12300Ti3-12100i3-12100Fi3-12100T
スクロールできます

 

 

第12世代 Intel Core プロセッサーのベンチマーク比較

第12世代 Intel Core プロセッサーの各種データを比較していきます。

第12世代 Intel Core プロセッサーのベンチマーク比較

 

ベンチマークスコア

モデル名ベンチマークスコア
Intel Core i9-12900KS
43,872
Intel Core i9-12900K
41,336
Intel Core i9-12900KF
41,052
Intel Core i9-12900F
36,140
Intel Core i9-12900
33,916
Intel Core i7-12700K
34,498
Intel Core i7-12700KF
34,169
Intel Core i7-12700
30,548
Intel Core i9-12900T
29,647
Intel Core i7-12700F
30,485
Intel Core i5-12600K
27,639
Intel Core i5-12600KF
27,852
Intel Core i5-12600
21,535
Intel Core i7-12700T
21,364
Intel Core i5-12500
19,876
Intel Core i5-12400
19,232
Intel Core i5-12400F
19,470
Intel Core i5-12600T
17,707
Intel Core i5-12500T
16,444
Intel Core i5-12400T
15,884
Intel Core i3-12300
14,472
Intel Core i3-12100F
14,057
Intel Core i3-12300T
13,209
Intel Core i3-12100
13,004
Intel Core i3-12100T
12,497
スクロールできます
ベンチマークスコアはPassMarkを参照しています。

ベンチマークスコアの降順で並べていますが、基本的には、i9, i7, i5, i3のグレードの順番通りにまとまっていますね。

ただし、「T」モデルは省電力版ということもあり、消費電力を抑える代わりに性能も控えめとなるので、下位グレードに入り込む形となっています。

 

コストパフォーマンス

コストパフォーマンスは、100円あたりのスコアを算出し、コスパの降順で並べています。

モデル名スコア価格コストパフォーマンス
Intel Core i5-12600KF27,85224,398 円
114
Intel Core i5-12400F19,47017,480 円
111
Intel Core i7-12700KF34,16932,144 円
106
Intel Core i3-12100F14,05713,580 円
104
Intel Core i5-1240019,23219,930 円
96
Intel Core i5-12600K27,63930,018 円
92
Intel Core i7-12700K34,49839,192 円
88
Intel Core i9-12900KF41,05247,580 円
86
Intel Core i9-12900K41,33653,106 円
78
Intel Core i9-12900KS43,87262,954 円
70
Intel Core i3-1210013,00418,980 円
69
Intel Core i7-12700F30,48545,980 円
66
Intel Core i9-12900F36,14059,800 円
60
Intel Core i5-1250019,87633,150 円
60
Intel Core i7-1270030,54853,560 円
57
Intel Core i5-1260021,53541,500 円
52
Intel Core i9-1290033,91674,980 円
45
Intel Core i9-12900T29,647– 円
0
Intel Core i7-12700T21,364– 円
0
Intel Core i5-12600T17,707– 円
0
Intel Core i5-12500T16,444– 円
0
Intel Core i5-12400T15,884– 円
0
Intel Core i3-1230014,472– 円
0
Intel Core i3-12300T13,209– 円
0
Intel Core i3-12100T12,497– 円
0
スクロールできます
価格は2025/03/28時点のものです。
最新の価格は自作PCツールを参照してください。

コストパフォーマンスについては、Core i5, i7あたりが高いですね。

自作PCを組む上でも、手の出しやすい価格台で幅広い用途で使えるので人気が高いです。

 

※「T」モデルに関しては価格を調べた時点では販売しているサイトがなかったため、コスパは算出できませんでした。

 

ワットパフォーマンス

ワットパフォーマンスは、最大TDPあたりのスコアを算出し、ワットパフォーマンスの降順で並べています。

省電力な自作PCを組みたいという方は参考になるかなと思います。

モデル名スコア価格TDPワットパフォーマンス
Intel Core i9-12900T29,647– 円106 W
280
Intel Core i5-12600T17,707– 円74 W
239
Intel Core i5-12500T16,444– 円74 W
222
Intel Core i7-12700T21,364– 円99 W
216
Intel Core i5-12400T15,884– 円74 W
215
Intel Core i3-12300T13,209– 円69 W
191
Intel Core i5-12600K27,63930,018 円150 W
184
Intel Core i5-12600KF27,85224,398 円150 W
186
Intel Core i5-1260021,53541,500 円117 W
184
Intel Core i9-12900KS43,87262,954 円241 W
182
Intel Core i9-12900F36,14059,800 円202 W
179
Intel Core i7-12700K34,49839,192 円190 W
182
Intel Core i7-12700KF34,16932,144 円190 W
180
Intel Core i3-12100T12,497– 円69 W
181
Intel Core i9-12900K41,33653,106 円241 W
172
Intel Core i9-12900KF41,05247,580 円241 W
170
Intel Core i9-1290033,91674,980 円202 W
168
Intel Core i7-1270030,54853,560 円180 W
170
Intel Core i7-12700F30,48545,980 円180 W
169
Intel Core i5-1250019,87633,150 円117 W
170
Intel Core i5-1240019,23219,930 円117 W
164
Intel Core i5-12400F19,47017,480 円117 W
166
Intel Core i3-1230014,472– 円89 W
163
Intel Core i3-12100F14,05713,580 円89 W
158
Intel Core i3-1210013,00418,980 円89 W
146
スクロールできます
価格は2025/03/28時点のものです。
最新の価格は自作PCツールを参照してください。

省電力版の「T」モデルが上位を独占する形となりました。

続いて、Core i5、i9と来るので、選ぶのであれば価格的に手の出しやすいCore i5がおすすめですね。

 

 

まとめ:第12世代はPコア・Eコアと新しい規格・バージョンの対応が目玉!!

第12世代 Intel Core プロセッサーの特徴や仕様、ベンチマーク結果について詳しく解説しました。

 

改めて重要なポイントをまとめておきます。

この記事の重要なポイント
  • PコアとEコアによるハイブリッドアーキテクチャを採用
  • コア・スレッド数が増加し性能と効率が向上
  • DDR5メモリに対応し高速データ転送が可能に
  • 内蔵GPUがUHD Graphics 770に強化
  • 最大4画面の同時出力に対応
  • PCI Express 5.0に対応し拡張性が向上
  • 最大TDPが仕様に追加され消費電力が把握しやすく
  • Core i3グレードが未展開
  • i5・i7のコストパフォーマンスが優秀

第12世代の目玉としては、なんと言っても2種類のコアを持つハイブリットアーキテクチャとDDR5やPCI Express 5.0といった新しいバージョンに対応したことですね。

 

Eコアが採用されたことにより、バックグラウンドや軽いタスクをEコアに任せることで、高負荷なタスクはPコアで他の処理に邪魔されることなく処理できるので、効率が上がります。

 

また、メモリやGPU、NVMe SSDでより高速なデータ通信ができるので、自作PCの幅が広がりますね。

特に、大容量のデータを扱うユーザーであれば、PCI Express 5.0に対応したNVMe SSDも選択肢に入ってきそうですね。

 


PCパーツと通販サイトを選ぶだけで、見積もり、互換性チェック、電源容量計算ができるツールも開発したのでぜひ活用してください。 最大5つの構成を保存できるので色々な構成を試せます。

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