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AMD Ryzen 9000シリーズ デスクトップ向けCPUの特徴や仕様、性能まとめ

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AMD Ryzen 9000シリーズ デスクトップ向けCPUの特徴や仕様、前世代との変更点やベンチマークスコア、コストパフォーマンス、ワットパフォーマンスを比較していきます。

前世代は、同じ型番で比較できるようにRyzen 7000シリーズで比較しています。

 

この記事の重要なポイント
  • Zen 4からZen 5へ移行し、製造プロセスが4nmに微細化され性能・効率が向上
  • コア数・スレッド数は前世代と同じまま、内部処理の効率化で平均1割前後性能アップ
  • ソケットはAM5継続、チップセットは600/800シリーズで既存マザーボードが流用可能
  • DDR5-5600対応、最大メモリ容量192GBへ拡張され高速メモリでのパフォーマンスが強化
  • 一部モデルでTDPが大幅に削減され、消費電力と発熱を抑えつつ性能アップ
  • コストパフォーマンスはRyzen 9 9900XやRyzen 5 9600Xが特に優秀
  • ワットパフォーマンスはTDP 65WのRyzen 7 9700Xなど低TDPモデルが上位

 

 

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AMD Ryzen 9000シリーズ プロセッサーの特徴

AMD Ryzen 9000シリーズ プロセッサーの特徴を解説していきます。

性能面の進化から前世代との違いまで気になるポイントをわかりやすくまとめました。

 

Zen 4からZen 5に

CPUのアーキテクチャがZen 4からZen 5に代わり、CPUコアを作る工程が5nmから4nmへと微細化されました。

これは、同じ面積により多くのトランジスタを詰めこむことを可能にするため、電力効率を高めたり、高いクロック周波数を実現しやすくなります。

一方、入出力回りを担うI/Oダイは、従来と同じ6nmで作られており、内部に搭載される簡易GPUや各種インタフェース機能は前世代から大きく変わっていません。

CPUのフロントエンドの部分も大きく強化されました。

フロントエンドとは、命令をメモリから読み取り、実行しやすい形に変換して送り出すまでの一連の仕組みのことです。

また、これに対してバックエンドは、実際に演算を行い、結果をまとめる部分で、整数演算ユニットや浮動小数点演算ユニットなどが含まれます。

 

強化された部分は、例えば、命令データが格納される「命令キャッシュ」では、一度に読み込める帯域が倍増しています。

これにより、CPUが「次に処理する命令」の取りこぼしが減って、効率よく指示をこなせるようになりました。

 

また、「分岐予測」という機能を高度化することで、「もしプログラムが分岐(if文など)したら、どちらの道が正しいのか」をあらかじめ予測して準備する精度を向上させています。

こうした改良によって、フロントエンドはより多くの命令を無駄なく流し込めるようになり、結果的に処理が速くなります。

 

整数演算ユニットも内部で多くの命令を同時処理できるように工夫されました。

前世代では1サイクルあたり4つまでしか準備できなかったアウトオブオーダー実行(命令を効率良く並び替えて処理する機能)への登録数が、一度に8つに増えています。

また、メモリアドレスを計算する「アドレス生成ユニット」などを増やして、演算が詰まってしまうのを避ける仕組みを強化しました。

 

こうした改良の積み重ねのおかげで、Zen 5は同じクロック周波数でも前世代よりも多くのタスクをこなすことができます。

これらのアーキテクチャ面でのブラッシュアップに加えて、4nmプロセスの恩恵で消費電力の低下したことにより、Ryzen 9000シリーズでは前世代よりTDPを大幅に引き下げつつ、処理性能を平均で16%ほど伸ばすことに成功しました。

 

コア数・スレッド数に変化なし

同じ型番のあるRyzen 7000シリーズと比較すると、コア数・スレッド数に変化はありません。

また、クロック周波数も一部のモデルでは大きく上がったり、下がったりしているのですが、平均としてはあまり変化はないです。

 

しかし、アーキテクチャがZen 4から Zen 5になったことで、CPUの仕様には載っていない内部の処理がかなり効率化されているため、ベンチマークスコアとしては、全体的に1割前後高くなっています。

ケンさん

コア数やクロック周波数が一緒なので性能アップってすごいな!

 

ソケット形状・チップセットは引き続き「AM5」「600/800シリーズ」

Ryzen 9000シリーズでは、ソケット形状は「AM5」で、チップセットは「600/800シリーズ」です。

Ryzen 7000, 8000シリーズと同じなので、BIOSの更新をすれば既存のマザーボードも使うことができます。

 

ただし、一部のエントリーモデルや古いロットのマザーボードでは、Ryzen 9000シリーズのCPUに対応していない場合があります。

そのため、Ryzen 7000, 8000シリーズからの換装を考えている場合は、Ryzen 9000シリーズが対応しているかマザーボードの「CPUサポートリスト」を確認しましょう。

 

 メモリ:5600 MT/sまで対応、最大容量192GB

メモリの変更点は主に2つです。

  • 対応する最大メモリ速度が5200 MT/s(83.2 GB/s)から5600 MT/s(89.6 GB/s)にアップ
  • 最大メモリ容量が128 GBから192 GBにアップ

AMD Ryzen シリーズの場合は、メモリが2枚と4枚で対応するメモリ速度が異なり、2枚の方が5600 MT/sと速い速度に対応しています。

また、89.6 GB/sはデュアルチャネル構成時の速度で、1枚構成の場合は速度が半分になるので、構成を考える際は2枚1組にすると良いでしょう。

 

これにより、ゲームや動画編集、3Dレンダリングなど、メモリ帯域幅が重要な作業でパフォーマンス向上が期待できます。

 

ただし、対応メモリ速度はCPUだけでなくマザーボードの仕様にも依存するため、最大5600 MT/sの速度を引き出すには、対応するチップセットやマザーボードの仕様を確認しましょう。

ケンさん

意外とメモリ速度でゲームのFPSが5%, 10%改善される例とかもあるから、予算が余ってるなら良いメモリを選ぶのもアリやな!

 

一部モデルでTDPの大幅引き下げ

全体としてはTDPが変わっていないモデルの方が多いですが、次のモデルについては大幅にTDPが下がっています。

  • Ryzen 9 9900X:前世代(Ryzen 9 7900X)の170 Wから120 Wへ
  • Ryzen 7 9700X:前世代(Ryzen 7 7700X)の105 Wから65 Wへ
  • Ryzen 5 9600X:前世代(Ryzen 5 7600X)の105 Wから65 Wへ

 

また一方で、TDPが大幅に上がっているモデルも1つあります。

  • Ryzen 9 9950X:前世代(Ryzen 9 7950X)の120 Wから170 Wへ

 

コア数・スレッド数が同じであるにもかかわらず、大幅なTDP改善はすごいですね。

それでいて、パフォーマンスは1割ほど上がっているので、Zen 5のアーキテクチャによる内部の効率化という部分が大きいのだと思います。

 

AMD Ryzen 9000シリーズ プロセッサーの仕様

AMD Ryzen 9000シリーズ プロセッサーの仕様をグレード別に解説していきます。

 

AMD Ryzen 9 プロセッサー

AMD Ryzen 9 プロセッサーの仕様について変更点は次の通りです。

  • クロック周波数が0.0~0.3 GHzアップ
  • L1キャッシュが約0.2 MBアップ(L2, L3キャッシュは変更なし)
  • 一部のモデルで最大動作温度が89 ℃から95 ℃に
※特徴で解説した共通部分は省いています。
※Ryzen 9000シリーズのRyzen 9と世代だけが異なる同じ型番は8000シリーズには存在しないため、7000シリーズとの比較をしています。

 

モデル名Ryzen 9 9950X3DRyzen 9 9950XRyzen 9 9900X3DRyzen 9 9900X
世代Ryzen 9000 シリーズ
コードネームGranite Ridge AM5
対応ソケットAM5
対応チップセットA620, X670E, X670, B650E, B650, X870E, X870, B840, B850
アーキテクチャZen 5
製造プロセス4nm
コア1612
スレッド3224
クロック
周波数
定格4.3 GHz4.4 GHz
最大5.7 GHz5.5 GHz5.6 GHz
OC対応
キャッシュ
メモリ
L11.2 MB0.96 MB
L216 MB12 MB
L3128 MB64 MB128 MB64 MB
ダイ数3
メモリ対応メモリDDR5
最大容量192 GB
最大メモリ速度2x1R DDR5-5600
2x2R DDR5-5600
4x1R DDR5-3600
4x2R DDR5-3600
ECC対応
モデル名Ryzen 9 9950X3DRyzen 9 9950XRyzen 9 9900X3DRyzen 9 9900X
GPU内蔵GPUAMD Radeon Graphics
コア数2
クロック周波数2.2 GHz
USB Type-C
DisplayPort
Alternate Mode
AI EngineBrand Name
最大 TOPS
PCI Expressバージョン5.0
レーン
(合計/使用可能)
28 / 24
NVMe 対応Boot , RAID0 , RAID1 , RAID5 , RAID10
デフォルト
TDP
170 W120 W
最大動作温度95 ℃
CPUクーラー
付属有無
×
発売日2025/3/122024/8/152025/3/122024/8/15
モデル名Ryzen 9 9950X3DRyzen 9 9950XRyzen 9 9900X3DRyzen 9 9900X

 

AMD Ryzen 7 プロセッサー

AMD Ryzen 7 プロセッサーの仕様について変更点は次の通りです。

  • クロック周波数が-0.7~0.5 GHzの変動
  • L1キャッシュが0.128 MBアップ(L2, L3キャッシュは変更なし)
  • 一部のモデルで最大動作温度が89 ℃から95 ℃に
※特徴で解説した共通部分は省いています。
※Ryzen 9000シリーズのRyzen 7と世代だけが異なる同じ型番は8000シリーズには存在しないため、7000シリーズとの比較をしています。

 

モデル名Ryzen 7 9800X3DRyzen 7 9700X
世代Ryzen 9000 シリーズ
コードネームGranite Ridge AM5
対応ソケットAM5
対応チップセットA620, X670E, X670, B650E, B650, X870E, X870, B840, B850
アーキテクチャZen 5
製造プロセス4nm
コア8
スレッド16
クロック
周波数
定格4.7 GHz3.8 GHz
最大5.2 GHz5.5 GHz
OC対応
キャッシュ
メモリ
L10.64 MB
L28 MB
L396 MB32 MB
ダイ数2
メモリ対応メモリDDR5
最大容量192 GB
最大メモリ速度2x1R DDR5-5600
2x2R DDR5-5600
4x1R DDR5-3600
4x2R DDR5-3600
ECC対応
モデル名Ryzen 7 9800X3DRyzen 7 9700X
GPU内蔵GPUAMD Radeon Graphics
コア数2
クロック周波数2.2 GHz
USB Type-C
DisplayPort
Alternate Mode
AI EngineBrand Name
最大 TOPS
PCI Expressバージョン5.0
レーン
(合計/使用可能)
28 / 24
NVMe 対応Boot , RAID0 , RAID1 , RAID5 , RAID10
デフォルト
TDP
120 W65 W
最大動作温度95 ℃
CPUクーラー
付属有無
×
発売日2024/11/72024/8/8
モデル名Ryzen 7 9800X3DRyzen 7 9700X

 

AMD Ryzen 5 プロセッサー

AMD Ryzen 5 プロセッサーの仕様について変更点は次の通りです。

  • クロック周波数が-0.8~0.1 GHzの変動
  • L1キャッシュが0.096 MBアップ(L2, L3キャッシュは変更なし)
※特徴で解説した共通部分は省いています。
※Ryzen 9000シリーズのRyzen 5と世代だけが異なる同じ型番は8000シリーズには存在しないため、7000シリーズとの比較をしています。

 

モデル名Ryzen 5 9600XRyzen 5 9600
世代Ryzen 9000 シリーズ
コードネームGranite Ridge AM5
対応ソケットAM5
対応チップセットA620, X670E, X670, B650E, B650,
X870E, X870, B840, B850
A620, X670E, X670, B650E, B650,
X870E, X870
アーキテクチャZen 5
製造プロセス4nm
コア6
スレッド12
クロック
周波数
定格3.9 GHz3.8 GHz
最大5.4 GHz5.2 GHz
OC対応
キャッシュ
メモリ
L10.48 MB
L26 MB
L332 MB
ダイ数2
メモリ対応メモリDDR5
最大容量192 GB
最大メモリ速度2x1R DDR5-5600
2x2R DDR5-5600
4x1R DDR5-3600
4x2R DDR5-3600
ECC対応
モデル名Ryzen 5 9600XRyzen 5 9600
GPU内蔵GPUAMD Radeon Graphics
コア数2
クロック周波数2.2 GHz
USB Type-C
DisplayPort
Alternate Mode
AI EngineBrand Name
最大 TOPS
PCI Expressバージョン5.0
レーン
(合計/使用可能)
28 / 24
NVMe 対応Boot , RAID0 , RAID1 , RAID5 , RAID10
デフォルト
TDP
65 W
最大動作温度95 ℃
CPUクーラー
付属有無
×AMD Wraith Stealth
発売日2024/8/82025/2/19
モデル名Ryzen 5 9600XRyzen 5 9600

 

 

AMD Ryzen 9000シリーズ プロセッサーのベンチマーク比較

AMD Ryzen 9000シリーズ プロセッサーの各種データを比較していきます。

AMD Ryzen 9000シリーズ プロセッサーのベンチマーク比較

 

ベンチマークスコア

モデル名ベンチマークスコア
AMD Ryzen 9 9950X3D
70,332
AMD Ryzen 9 9950X
66,318
AMD Ryzen 9 9900X3D
56,271
AMD Ryzen 9 9900X
54,770
AMD Ryzen 7 9800X3D
40,084
AMD Ryzen 7 9700X
37,163
AMD Ryzen 5 9600X
30,014
AMD Ryzen 5 9600
29,369
ベンチマークスコアはPassMarkを参照しています。

ベンチマークスコアの降順で並べていますが、Ryzen 9, 7, 5とグレードの順番通りにまとまっています。

得に言うことはなく、順当な結果ですね。

 

コストパフォーマンス

コストパフォーマンスは、100円あたりのスコアを算出し、コスパの降順で並べています。

モデル名スコア価格コストパフォーマンス
AMD Ryzen 9 9900X54,77072,922 円
75
AMD Ryzen 5 9600X30,01441,640 円
72
AMD Ryzen 5 960029,36940,800 円
72
AMD Ryzen 9 9950X66,31898,198 円
68
AMD Ryzen 7 9700X37,16359,000 円
63
AMD Ryzen 9 9950X3D70,332136,800 円
51
AMD Ryzen 9 9900X3D56,271116,800 円
48
AMD Ryzen 7 9800X3D40,08493,800 円
43
価格は2025/04/09時点のものです。
最新の価格は自作PCツールを参照してください。

コストパフォーマンスについては、Ryzen 5, 9あたりが高いですね。

特に「Ryzen 9 9900X」のハイエンドモデル、「Ryzen 5 9600X」のミドルレンジが1,2位に来ているので、ハイパフォーマンスが要求される用途であれば9900X、そこそこの性能でいい場合は9600Xと明確に切り分けできて、かつ、コスパが高いのでおすすめですね。

 

3Dキャッシュモデル(末尾が「3D」)は全体的に低くなっていますが、キャッシュ容量が増えることによるメリットとしては、主に3Dゲームのパフォーマンス向上なので、3Dゲームをするかどうかが選ぶ基準になってくるかと思います。

 

ワットパフォーマンス

ワットパフォーマンスは、デフォルトTDPあたりのスコアを算出し、ワットパフォーマンスの降順で並べています。

省電力な自作PCを組みたいという方は参考になるかなと思います。

ただし、デフォルトTDPから算出したもので、Precision Boostによって一時的にクロック周波数が上がっている時の最大TDPではなことに注意です。

モデル名スコア価格デフォルトTDPワットパフォーマンス
AMD Ryzen 7 9700X37,16359,000 円65 W
572
AMD Ryzen 9 9900X3D56,271116,800 円120 W
469
AMD Ryzen 5 9600X30,01441,640 円65 W
462
AMD Ryzen 9 9900X54,77072,922 円120 W
456
AMD Ryzen 5 960029,36940,800 円65 W
452
AMD Ryzen 9 9950X3D70,332136,800 円170 W
414
AMD Ryzen 9 9950X66,31898,198 円170 W
390
AMD Ryzen 7 9800X3D40,08493,800 円120 W
334
価格は2025/04/09時点のものです。
最新の価格は自作PCツールを参照してください。

全体として、TDPが低めのモデルほどワットパフォーマンスが高い傾向にあります。

最上位に来ているRyzen 7 9700XはTDPが65Wと低めで、スコアもそこそこ高いため1Wあたりの性能がトップクラスになっています。

電力効率重視で選ぶなら、高TDPのハイエンドCPUより、やや下のランクでもTDPを抑えたモデルのほうが有利ですね。

 

また、「3D」モデルは高いパフォーマンスを発揮しますが、電力効率の面から言うと必ずしも良いとは言えません。

Ryzen 9 9900X3Dや9950X3Dなどの「3D V-Cache」搭載モデルは、スコア自体は高いですがTDPも上がりやすいため、絶対性能を求める人には向いている反面、ワットパフォーマンスでみると順位が下がります。

 

Ryzen 5やRyzen 7のTDP 65Wでは、絶対的なスコアはRyzen 9ほどではないものの、コストや消費電力を踏まえるとバランスの良さが光るという結果になっています。

特にミドルクラス帯の「X付きモデル」は、TDPや価格との兼ね合いで効率面でも有利に働く例が多いようです。

 

 

まとめ:コア/スレッド数に変更はないが、Zen 5になったことでパフォーマンス向上!

AMD Ryzen 9000シリーズ プロセッサーの特徴や仕様、ベンチマーク結果について詳しく解説しました。

 

改めて重要なポイントをまとめておきます。

この記事の重要なポイント
  • Zen 4からZen 5へ移行し、製造プロセスが4nmに微細化され性能・効率が向上
  • コア数・スレッド数は前世代と同じまま、内部処理の効率化で平均1割前後性能アップ
  • ソケットはAM5継続、チップセットは600/800シリーズで既存マザーボードが流用可能
  • DDR5-5600対応、最大メモリ容量192GBへ拡張され高速メモリでのパフォーマンスが強化
  • 一部モデルでTDPが大幅に削減され、消費電力と発熱を抑えつつ性能アップ
  • コストパフォーマンスはRyzen 9 9900XやRyzen 5 9600Xが特に優秀
  • ワットパフォーマンスはTDP 65WのRyzen 7 9700Xなど低TDPモデルが上位

AMD Ryzen 9000シリーズはZen 5アーキテクチャを採用し、4nmプロセスによる微細化と内部構造の改良によって、コア数・スレッド数は据え置きながらも平均1割ほどの性能向上を実現しています。

既存のAM5ソケットと600/800シリーズのチップセットに対応し、マザーボードの流用もしやすい点も魅力ですね。

 

さらに、一部モデルではTDPが大幅に削減され、省電力でも高い処理性能を維持できるようになりました。

特に、Ryzen 9 9900XやRyzen 5 9600Xはコストパフォーマンスが高く、性能と価格のバランスを重視するユーザーにとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。

 


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