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AMD Ryzen 5000シリーズ デスクトップ向けCPUの特徴や仕様、性能まとめ

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AMD Ryzen 5000シリーズ デスクトップ向けCPUの特徴や仕様、前世代との変更点やベンチマークスコア、コストパフォーマンス、ワットパフォーマンスを比較していきます。

 

この記事の重要なポイント
  • Zen 3アーキテクチャに進化し、パフォーマンスが約20%向上
  • CCX構造の見直しにより、8コア全体でL3キャッシュ32MBを共有可能
  • 命令処理効率が大幅に改善され、IPCが約19%向上
  • 3D V-Cache技術搭載モデルはゲーム性能に強く、末尾「3D」で識別可能
  • ソケットはAM4、対応チップセットは400/500シリーズに対応
  • Ryzen 9は最上位性能、Ryzen 7・5はコスパとバランスに優れる
  • コストパフォーマンスはRyzen 5 5500や5600が高水準
  • X3Dモデルは高性能だが、価格が高くコスパ・ワットパフォーマンスは低め

 

 

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AMD Ryzen 5000シリーズ プロセッサーの特徴

AMD Ryzen 5000シリーズ プロセッサーの特徴を解説していきます。

性能面の進化から前世代との違いまで気になるポイントをわかりやすくまとめました。

 

アーキテクチャがZen 2からZen3に

Ryzen 5000シリーズからは、アーキテクチャがZen 2からZen 3に進化しています。

製造プロセス自体は7nmで変わらないのですが、内部の構造を改善したことでパフォーマンスを約2割向上しています。

 

コア構成とキャッシュの再設計

Zen 2では、1つのCCD(Core Chiplet Die)に4コアのCCX(Core Complex)が2つ搭載されており、それぞれが16MBのL3キャッシュを持っていました。

しかし、この構造では、別のCCXにあるコアとの通信に遅延が生じることがありました。

 

一方、Zen 3では、このCCX構造が見直され、1つのCCD内に8コア全てを1つのCCXとして統合しました。

これにより、全8コアが32MBのL3キャッシュを共有できるようになり、コア間のデータアクセスが大幅に高速化されました。

 

この変更は、特にゲームやシングルスレッド性能において、顕著なパフォーマンス向上をもたらしています。

 

ただし、モデルによっては12コア/16コアのものがありますが、2つのCCDを搭載しているため依然として若干の遅延があるものの、改善前に比べてパフォーマンスは上がっています。

 

IPCの大幅な向上

Zen 3では、命令の予測や実行効率が大幅に改善されています。

分岐予測の精度向上、命令スケジューラの最適化、ロード/ストアユニットの強化、整数/浮動小数点演算ユニットの改良などにより、IPC(1クロックあたりの命令実行数)が約19%向上しました。

 

これは、同じクロック数でもZen 3の方がより多くの処理をこなせることを意味しており、日常の処理からゲーム、クリエイティブ作業まで幅広い用途で効果を発揮します。

 

3D V-Cache モデルの登場

3D V-Cacheとは、従来のCPUに比べてL3キャッシュ(データを一時的に保管しておく領域)を立体的に積層して大容量化した技術です。

 

通常のCPUはキャッシュを平面に配置しますが、3D V-Cacheは「ビルを上に建てる」ように、L3キャッシュを重ねて実装します。

この技術により、例えば、Ryzen 7 5800X3Dでは、L3キャッシュが従来の32MBから一気に96MBへと増加しました。

 

この技術に対応しているAMD Ryzen CPUは、末尾に「3D」(例:Ryzen 7 5800X3D)が付くという命名規則になっているので、それで3D V-Cacheに対応しているかどうかを見分けることができます。

 

この大容量のL3キャッシュによって、特にゲーム性能が大幅に向上します。

ゲームにもよりますが、CPUのキャッシュに強く依存するため、キャッシュ容量の増加は読み込み速度やフレームレートの向上に直結します。

 

ゲームのフレームレートと言えば、GPUの性能なイメージがあると思います。

一番影響するパーツはGPUなので間違ってはいないのですが、それだけで決まるわけではありません。

GPUにグラフィックの処理を命令するのはCPUですし、ゲームにはGPUではなくCPUで処理する部分もあるため、CPUの性能も影響してきます。

 

ソケット形状・チップセットは「AM4」「400/500シリーズ」

Ryzen 5000シリーズでは、ソケット形状は「AM4」で、チップセットは「400/500シリーズ」です。

Ryzen 3000, 4000シリーズと同じなので、BIOSの更新をすれば既存のマザーボードも使うことができます。

 

ただし、一部のエントリーモデルや古いロットのマザーボードでは、Ryzen 5000シリーズのCPUに対応していない場合があります。

そのため、Ryzen 3000, 4000シリーズからの換装を考えている場合は、Ryzen 5000シリーズが対応しているかマザーボードの「CPUサポートリスト」を確認しましょう。

 

 

AMD Ryzen 5000シリーズ プロセッサーの仕様

AMD Ryzen 5000シリーズ プロセッサーの仕様をグレード別に解説していきます。

 

AMD Ryzen 9 プロセッサー

AMD Ryzen 9 プロセッサーの仕様について、前世代との変更点は次の通りです。

  • 一部のモデルを除いてコア数・スレッド数は変化なし
  • クロック周波数が-0.5~0.2 GHzの変動
  • 最大動作温度が95 ℃から90 ℃に
  • Ryzen 9 5900XTは、12コア/24スレッドから16コア/32スレッドとなり、L2キャッシュが6 MBから8 MBに増加
※特徴で解説した共通部分は省いています。

 

モデル名Ryzen 9 5950XRyzen 9 5900XTRyzen 9 5900X
世代Ryzen 5000 シリーズ
コードネームVermeer
対応ソケットAM4
対応チップセットX570, B550, A520, X470, B450
アーキテクチャZen 3
製造プロセス7nm
コア1612
スレッド3224
クロック
周波数
定格3.4 GHz3.3 GHz3.7 GHz
最大4.9 GHz4.8 GHz
OC対応
キャッシュ
メモリ
L11 MB
L28 MB6 MB
L364 MB
ダイ数3
メモリ対応メモリDDR4
最大容量128 GB
最大メモリ速度最大 3200 MT/s2x1R DDR4-3200
2x2R DDR4-3200
4x1R DDR4-2933
4x2R DDR4-2667
最大 3200 MT/s
ECC対応
モデル名Ryzen 9 5950XRyzen 9 5900XTRyzen 9 5900X
GPU内蔵GPU
コア数
クロック周波数
USB Type-C
DisplayPort
Alternate Mode
AI EngineBrand Name
最大 TOPS
PCI Expressバージョン4.0
レーン
(合計/使用可能)
24 / 20
NVMe 対応Boot , RAID0 , RAID1 , RAID10
デフォルト
TDP
105 W
最大動作温度90 ℃
CPUクーラー
付属有無
×
発売日2020/11/52024/7/312020/11/5
モデル名Ryzen 9 5950XRyzen 9 5900XTRyzen 9 5900X

 

AMD Ryzen 7 プロセッサー

AMD Ryzen 7 プロセッサーの仕様について、前世代との変更点は次の通りです。

  • コア数・スレッド数は変化なし
  • クロック周波数が-0.2~0.2 GHzの変動
  • 最大動作温度が95 ℃から90 ℃に
※特徴で解説した共通部分は省いています。

 

モデル名Ryzen 7 5800X3DRyzen 7 5800XTRyzen 7 5800XRyzen 7 5705GERyzen 7 5705GRyzen 7 5700X3DRyzen 7 5700XRyzen 7 5700GERyzen 7 5700GRyzen 7 5700
世代Ryzen 5000 シリーズ
コードネームVermeerCezanneVermeerCezanne
対応ソケットAM4
対応チップセットX570, B550, A520,
X470, B450
X570, B550, A520,
X470, B450,
X370, B350
X570, B550, A520,
X470, B450
X570, B550, A520,
X470, B450,
X370, B350
アーキテクチャZen 3
製造プロセス7nm
コア8
スレッド16
クロック
周波数
定格3.4 GHz3.8 GHz3.2 GHz3.8 GHz3.0 GHz3.4 GHz3.2 GHz3.8 GHz3.7 GHz
最大4.5 GHz4.8 GHz4.7 GHz4.6 GHz4.1 GHz4.6 GHz
OC対応××
キャッシュ
メモリ
L10.512 MB0.512 MB0.512 MB
L24 MB
L396 MB32 MB16 MB96 MB32 MB16 MB
ダイ数1221
メモリ対応メモリDDR4
最大容量128 GB
最大メモリ速度2x1R DDR4-3200
2x2R DDR4-3200
4x1R DDR4-2933
4x2R DDR4-2667
最大 3200 MT/s2x1R DDR4-3200
2x2R DDR4-3200
4x1R DDR4-2933
4x2R DDR4-2667
最大 3200 MT/s
ECC対応×
モデル名Ryzen 7 5800X3DRyzen 7 5800XTRyzen 7 5800XRyzen 7 5705GERyzen 7 5705GRyzen 7 5700X3DRyzen 7 5700XRyzen 7 5700GERyzen 7 5700GRyzen 7 5700
GPU内蔵GPUAMD Radeon GraphicsAMD Radeon Graphics
コア数88
クロック周波数2.0 GHz2.0 GHz
USB Type-C
DisplayPort
Alternate Mode
AI EngineBrand Name
最大 TOPS
PCI Expressバージョン4.03.04.03.0
レーン
(合計/使用可能)
24 / 2024 / 2024 / 20
NVMe 対応Boot, RAID0,
RAID1, RAID10
Boot, RAID0,
RAID1, RAID10
Boot, RAID0,
RAID1, RAID10
デフォルト
TDP
105 W35 W65 W105 W65 W35 W65 W
最大動作温度90 ℃95 ℃90 ℃95 ℃
CPUクーラー
付属有無
×AMD Wraith Prism×AMD Wraith Stealth
発売日2022/4/222024/7/312020/11/52025/2/242024/1/82022/4/42021/4/132024/1/31
モデル名Ryzen 7 5800X3DRyzen 7 5800XTRyzen 7 5800XRyzen 7 5705GERyzen 7 5705GRyzen 7 5700X3DRyzen 7 5700XRyzen 7 5700GERyzen 7 5700GRyzen 7 5700

 

AMD Ryzen 5 プロセッサー

AMD Ryzen 5 プロセッサーの仕様について、前世代との変更点は次の通りです。

  • コア数・スレッド数は変化なし
  • クロック周波数が-0.1~0.3 GHzの変動
  • 一部のモデルでL3キャッシュが8 MBから16 MBに増加
  • 一部のモデルでデフォルトTDPが95 Wから65 Wに減少
  • 最大動作温度が95 ℃から90 ℃に
※特徴で解説した共通部分は省いています。

 

モデル名Ryzen 5 5605GERyzen 5 5605GRyzen 5 5600X3DRyzen 5 5600XRyzen 5 5600XTRyzen 5 5600TRyzen 5 5600GTRyzen 5 5600GERyzen 5 5600GRyzen 5 5600Ryzen 5 5500GTRyzen 5 5500
世代Ryzen 5000 シリーズ
コードネームCezanneVermeerCezanneVermeerCezanne
対応ソケットAM4
対応チップセットX570, B550, A520,
X470, B450
X570, B550, A520,
X470, B450,
X370, B350
X570, B550, A520,
X470, B450
X570, B550, A520,
X470, B450,
X370, B350
X570, B550, A520,
X470, B450
アーキテクチャZen 3
製造プロセス7nm
コア6
スレッド12
クロック
周波数
定格3.4 GHz3.9 GHz3.3 GHz3.7 GHz3.5 GHz3.6 GHz3.4 GHz3.6 GHz3.5 GHz3.6 GHz
最大4.4 GHz4.6 GHz4.5 GHz4.6 GHz4.4 GHz
OC対応×
キャッシュ
メモリ
L10.384 MB0.384 MB0.384 MB
L23 MB
L316 MB96 MB32 MB16 MB32 MB16 MB
ダイ数22121
メモリ対応メモリDDR4
最大容量128 GB
最大メモリ速度最大 3200 MT/s2x1R DDR4-3200
2x2R DDR4-3200
4x1R DDR4-2933
4x2R DDR4-2667
最大 3200 MT/s2x1R DDR4-3200
2x2R DDR4-3200
4x1R DDR4-2933
4x2R DDR4-2667
最大 3200 MT/s2x1R DDR4-3200
2x2R DDR4-3200
4x1R DDR4-2933
4x2R DDR4-2667
ECC対応××
モデル名Ryzen 5 5605GERyzen 5 5605GRyzen 5 5600X3DRyzen 5 5600XRyzen 5 5600XTRyzen 5 5600TRyzen 5 5600GTRyzen 5 5600GERyzen 5 5600GRyzen 5 5600Ryzen 5 5500GTRyzen 5 5500
GPU内蔵GPUAMD Radeon GraphicsAMD Radeon GraphicsAMD Radeon Graphics
コア数777
クロック周波数1.9 GHz1.9 GHz1.9 GHz
USB Type-C
DisplayPort
Alternate Mode
AI EngineBrand Name
最大 TOPS
PCI Expressバージョン3.04.03.04.03.0
レーン
(合計/使用可能)
24 / 2024 / 2024 / 20
NVMe 対応Boot, RAID0,
RAID1, RAID10
Boot, RAID0,
RAID1, RAID10
Boot, RAID0,
RAID1, RAID10
デフォルト
TDP
35 W65 W150 W65 W35 W65 W
最大動作温度95 ℃90 ℃95 ℃90 ℃95 ℃
CPUクーラー
付属有無
×××AMD Wraith Stealth
発売日2025/2/242023/7/72020/11/52024/10/312024/1/82021/4/132022/4/42024/1/8
モデル名Ryzen 5 5605GERyzen 5 5605GRyzen 5 5600X3DRyzen 5 5600XRyzen 5 5600XTRyzen 5 5600TRyzen 5 5600GTRyzen 5 5600GERyzen 5 5600GRyzen 5 5600Ryzen 5 5500GTRyzen 5 5500

 

AMD Ryzen 3 プロセッサー

AMD Ryzen 3 プロセッサーの仕様については、前世代に比較できるモデルがないため、仕様のまとめておきます。

 

モデル名Ryzen 3 5305GERyzen 3 5305G
世代Ryzen 5000 シリーズ
コードネームCezanne
対応ソケットAM4
対応チップセットX570, B550, A520, X470, B450
アーキテクチャZen 3
製造プロセス7nm
コア4
スレッド8
クロック
周波数
定格3.6 GHz4.0 GHz
最大4.2 GHz
OC対応
キャッシュ
メモリ
L1
L22 MB
L38 MB
ダイ数
メモリ対応メモリDDR4
最大容量
最大メモリ速度最大 3200 MT/s
ECC対応
モデル名Ryzen 3 5305GERyzen 3 5305G
GPU内蔵GPUAMD Radeon Graphics
コア数6
クロック周波数1.7 GHz
USB Type-C
DisplayPort
Alternate Mode
AI EngineBrand Name
最大 TOPS
PCI Expressバージョン3.0
レーン
(合計/使用可能)
NVMe 対応
デフォルト
TDP
35 W65 W
最大動作温度95 ℃
CPUクーラー
付属有無
×
発売日2025/2/24
モデル名Ryzen 3 5305GERyzen 3 5305G

 

 

AMD Ryzen 5000シリーズ プロセッサーのベンチマーク比較

AMD Ryzen 5000シリーズ プロセッサーの各種データを比較していきます。

AMD Ryzen 5000シリーズ プロセッサーのベンチマーク比較

 

ベンチマークスコア

モデル名ベンチマークスコア
AMD Ryzen 9 5950X
45,496
AMD Ryzen 9 5900XT
44,200
AMD Ryzen 9 5900X
39,051
AMD Ryzen 7 5800X3D
28,315
AMD Ryzen 7 5800XT
28,296
AMD Ryzen 7 5800X
27,779
AMD Ryzen 7 5700X
26,626
AMD Ryzen 7 5700X3D
26,317
AMD Ryzen 7 5700G
24,494
AMD Ryzen 7 5700
24,320
AMD Ryzen 7 5700GE
22,028
AMD Ryzen 5 5600X3D
21,865
AMD Ryzen 5 5600X
21,870
AMD Ryzen 5 5600XT
22,101
AMD Ryzen 5 5600T
22,117
AMD Ryzen 5 5600
21,559
AMD Ryzen 5 5600GT
20,311
AMD Ryzen 5 5600G
19,812
AMD Ryzen 5 5500GT
20,289
AMD Ryzen 5 5600GE
18,603
AMD Ryzen 5 5500
19,343
AMD Ryzen 7 5705GE
0
AMD Ryzen 7 5705G
0
AMD Ryzen 5 5605GE
0
AMD Ryzen 5 5605G
0
AMD Ryzen 3 5305GE
0
AMD Ryzen 3 5305G
0
ベンチマークスコアはPassMarkを参照しています。

ベンチマークスコアの降順で並べていますが、Ryzen 9, 7, 5とグレードの順番通りにまとまっています。

その中でも、Ryzen 9が群を抜いたパフォーマンスが出ていて、次にRyzen 7, 5ときてなだらかな形で並んでいます。

 

グレード別に見ていくと、3D V-Cache(3D)モデルのパフォーマンスが高いですね。

同名の通常モデルよりもスコアが高く、特に、キャッシュ容量の多さが活きるゲーム用途などでパフォーマンスを発揮します。

 

また、内蔵GPU付の「G」「GE」モデルは総じてスコアが控えめとなっています。

内蔵GPUが付いていることもありますが、TDPが低めなのでその分ベンチマークスコアも伸びなかった感じですね。

 

コストパフォーマンス

コストパフォーマンスは、100円あたりのスコアを算出し、コスパの降順で並べています。

モデル名スコア価格コストパフォーマンス
AMD Ryzen 5 550019,34314,949 円
129
AMD Ryzen 5 560021,55917,170 円
126
AMD Ryzen 5 5600G19,81216,800 円
118
AMD Ryzen 5 5600X21,87019,450 円
112
AMD Ryzen 5 5600T22,11719,980 円
111
AMD Ryzen 5 5600XT22,10120,380 円
108
AMD Ryzen 7 5700X26,62626,970 円
99
AMD Ryzen 7 570024,32024,480 円
99
AMD Ryzen 7 5800X27,77928,980 円
96
AMD Ryzen 5 5500GT20,28921,480 円
94
AMD Ryzen 7 5800XT28,29631,536 円
90
AMD Ryzen 5 5600GT20,31122,600 円
90
AMD Ryzen 7 5700G24,49428,670 円
85
AMD Ryzen 9 5900X39,05147,269 円
83
AMD Ryzen 9 5900XT44,20058,485 円
76
AMD Ryzen 9 5950X45,49664,980 円
70
AMD Ryzen 7 5700X3D26,31742,980 円
61
AMD Ryzen 7 5800X3D28,31555,183 円
51
AMD Ryzen 7 5705GE0– 円
0
AMD Ryzen 7 5705G0– 円
0
AMD Ryzen 7 5700GE22,028– 円
0
AMD Ryzen 5 5605GE0– 円
0
AMD Ryzen 5 5605G0– 円
0
AMD Ryzen 5 5600X3D21,865– 円
0
AMD Ryzen 5 5600GE18,603– 円
0
AMD Ryzen 3 5305GE0– 円
0
AMD Ryzen 3 5305G0– 円
0
価格は2025/04/09時点のものです。
最新の価格は自作PCツールを参照してください。

価格が分からなかったものもありますが、基本的にはRyzen 5が全体的にコストパフォーマンスが高めですね。

次いで、Ryzen 7, 9とくるので、高性能なほど価格も跳ね上がってコスパが悪くなるという一般的な傾向通りとなっています。

 

また、「X3D」モデルは、キャッシュ容量を増やすのにコストがかかるので、その分価格が高くなり、結果としてコスパは低めとなっています。

 

ワットパフォーマンス

ワットパフォーマンスは、デフォルトTDPあたりのスコアを算出し、ワットパフォーマンスの降順で並べています。

省電力な自作PCを組みたいという方は参考になるかなと思います。

ただし、デフォルトTDPから算出したもので、Precision Boostによって一時的にクロック周波数が上がっている時の最大TDPではなことに注意です。

モデル名スコア価格デフォルトTDPワットパフォーマンス
AMD Ryzen 7 5700GE22,028– 円35 W
629
AMD Ryzen 5 5600GE18,603– 円35 W
532
AMD Ryzen 9 5950X45,49664,980 円105 W
433
AMD Ryzen 9 5900XT44,20058,485 円105 W
421
AMD Ryzen 7 5700X26,62626,970 円65 W
410
AMD Ryzen 7 5700G24,49428,670 円65 W
377
AMD Ryzen 7 570024,32024,480 円65 W
374
AMD Ryzen 9 5900X39,05147,269 円105 W
372
AMD Ryzen 5 5600XT22,10120,380 円65 W
340
AMD Ryzen 5 5600T22,11719,980 円65 W
340
AMD Ryzen 5 5600X21,87019,450 円65 W
336
AMD Ryzen 5 560021,55917,170 円65 W
332
AMD Ryzen 5 5600GT20,31122,600 円65 W
312
AMD Ryzen 5 5500GT20,28921,480 円65 W
312
AMD Ryzen 5 5600G19,81216,800 円65 W
305
AMD Ryzen 5 550019,34314,949 円65 W
298
AMD Ryzen 7 5800X3D28,31555,183 円105 W
270
AMD Ryzen 7 5800XT28,29631,536 円105 W
269
AMD Ryzen 7 5800X27,77928,980 円105 W
265
AMD Ryzen 7 5700X3D26,31742,980 円105 W
251
AMD Ryzen 5 5600X3D21,865– 円150 W
146
AMD Ryzen 7 5705GE0– 円35 W
0
AMD Ryzen 7 5705G0– 円65 W
0
AMD Ryzen 5 5605GE0– 円35 W
0
AMD Ryzen 5 5605G0– 円65 W
0
AMD Ryzen 3 5305GE0– 円35 W
0
AMD Ryzen 3 5305G0– 円65 W
0
価格は2025/04/09時点のものです。
最新の価格は自作PCツールを参照してください。

35Wモデルを筆頭に、65Wモデルが続いていくという形になっていますね。

105Wモデルに関しては、スコアが出ていてワットパフォーマンスが高くなっているモデルとスコアが出ずに低くなっているモデルで二極化しています。

 

ワットパフォーマンスの観点から言えば、「GE」モデルが良いですが、GEは、主に組み込み済みのデスクトップPC(OEM向け)で一般には購入できないため、その次のRyzen 9, 7あたりのモデルが選択肢になってくるかなと思います。

 

 

まとめ:5000シリーズは、Zen 3 / 3D V-Cacheモデル / CCX構造の見直しが大きな目玉!

AMD Ryzen 5000シリーズ プロセッサーの特徴や仕様、ベンチマーク結果について詳しく解説しました。

 

改めて重要なポイントをまとめておきます。

この記事の重要なポイント
  • Zen 3アーキテクチャに進化し、パフォーマンスが約20%向上
  • CCX構造の見直しにより、8コア全体でL3キャッシュ32MBを共有可能
  • 命令処理効率が大幅に改善され、IPCが約19%向上
  • 3D V-Cache技術搭載モデルはゲーム性能に強く、末尾「3D」で識別可能
  • ソケットはAM4、対応チップセットは400/500シリーズに対応
  • Ryzen 9は最上位性能、Ryzen 7・5はコスパとバランスに優れる
  • コストパフォーマンスはRyzen 5 5500や5600が高水準
  • X3Dモデルは高性能だが、価格が高くコスパ・ワットパフォーマンスは低め

Ryzen 5000シリーズは、Zen 3アーキテクチャへの刷新により処理効率が向上しました。

さらに、CCX構造の最適化と3D V-Cache搭載モデルの登場によって、ゲーミングからクリエイティブ用途まで幅広く性能を発揮します。

 

ラインナップも豊富なため、ゲーミング重視・省電力志向・コストパフォーマンス重視など、目的や予算に応じて最適なモデルを選べます。

初心者から上級者まで幅広いニーズに応える柔軟さがRyzen 5000シリーズの魅力ですね。


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