マウスには、左右クリック、ホイールボタンといった基本的なボタンのほか、サイドボタンやDPI切替ボタン、ファンクションボタンなどモデルによってさまざまなボタンが搭載されています。
これらのボタンをうまく活用することで、作業効率やパソコン操作の快適さが大きく向上します。
一方で、マウスボタンの種類や使い方を把握していないと、せっかくの便利な機能を活かせず、かえって作業に余計な手間や時間がかかってしまうこともあります。
この記事では、マウスボタンの種類や役割、選び方や活用方法について、できるだけ分かりやすく解説していきます。
- 左右ボタン、ホイールに加え、サイドボタン、DPI切替ボタン、ファンクションボタンなど様々なボタンがある。
- ホイール・サイドボタンは付いていることがほとんど。
- 必要に応じて、DPI切替ボタンやファンクションボタンを検討
- これらを上手く活用すると作業効率と操作性が大幅に向上。
- サイドボタン(進む/戻る):ブラウジングやフォルダ移動を高速化。
- DPI切替ボタン:状況に応じて感度を瞬時に変更でき、ゲームや精密作業に有用。
- ファンクションボタン:ショートカットキーやアプリ起動など自由度の高いカスタマイズ。
- 多ボタンのメリットは効率化、ゲーム操作性向上、クリエイティブ作業の快適化、手の負担軽減。
- 多ボタンのデメリットは誤操作の増加、価格上昇、設定の手間。
- 自身の用途と好みに合わせて最適なボタン構成を選ぶことが重要
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マウスボタンの種類と名称
マウスボタンの種類と名称について解説します。
まず、簡単にまとめると次のようになります。
ボタン名 | 主な役割 | 備考 |
---|---|---|
左ボタン | ・クリック操作の基本 ・選択やドラッグ ・ダブルクリックでファイルやアプリの起動 | ・基本どのマウスにもある |
右ボタン | ・基本どのマウスにもある ・コンテキストメニューの表示 ・追加オプションや詳細設定の呼び出し | |
ホイール ホイールボタン | ・上下スクロール ・ホイール押し込みでミドルクリック ・左右チルトで横スクロール (対応マウスのみ) | |
サイドボタン (進む/戻る) | ・ウェブブラウザやエクスプローラーでの 「進む」「戻る」操作 ・専用ソフトウェアに対応しているマウスでは、 カスタマイズして他の機能割り当ても可能 | ・多くのマウスで搭載されているが、 ないマウスもある。 ・このボタンは絶対に欲しい。 |
DPI切替ボタン | ・マウス感度(DPI)の変更 ・用途に応じて素早く切り替え可能 | ・ゲームやクリエイティブな 用途であれば欲しい。 |
ファンクション ボタン | ・任意の機能やショートカット割り当て ・ゲーミングや作業効率化に活用 |
左ボタン
左ボタンは、マウスに搭載されているボタンの中でも、最も基本的で使用頻度が高いボタンです。
一般的なマウスでは左側に配置されており、標準的な使い方としては人差し指で操作することが想定されています。
主な役割は「クリック」「ダブルクリック」「ドラッグ」などの基本操作で、これらを通じてファイルやフォルダの選択、アイコンの移動、テキストの範囲選択、ソフトウェアのメニュー操作など、パソコンのさまざまな操作を担っています。
また、左ボタンは『主ボタン』として設定されていることが多く、WindowsやmacOSなど主要なOSでも標準で主ボタンに割り当てられています。
右ボタン
右ボタンは、マウスに搭載されている主要なボタンのひとつで、基本的にはマウス本体の右側に配置されています。
標準的な使い方としては中指で操作することが想定されています。
主にコンテキストメニュー(いわゆる右クリックメニュー)を表示する役割を持っています。
例えば、デスクトップ上のファイルやフォルダ、ウェブページのリンクや画像、テキストエリアなど、さまざまな場面で右ボタンをクリックすると、その場で利用できる操作(コピー、貼り付け、削除、プロパティ表示、ショートカット作成など)の一覧が表示されます。
右ボタンは、左ボタン(主に選択や決定に使う)とは異なり、直接的なアクションではなく、追加の操作や詳細設定、補助的な機能を呼び出すために使われるのが特徴です。
また、WindowsやmacOS、Linuxなど多くのOSやアプリケーションで共通して利用されているため、パソコン操作には欠かせない存在と言えるでしょう。
なお、マウスの設定によっては、右利き・左利きのユーザーに合わせて左右のボタンの機能を入れ替えることも可能です。
ホイール/ホイールボタン
ホイールやホイールボタンは、マウス中央に配置されている回転式のパーツで、主に画面のスクロールや追加のクリック操作に使われます。
このホイールは、大体のマウスに搭載されているので、マウスを選ぶ際は特に意識しなくても大丈夫です。
ホイールを上下に回すことで、ウェブページやドキュメントのページをスクロールすることができるので、作業効率が上がります。
ホイール自体を押し込むと「ホイールボタン」として機能し、リンクを新しいタブで開いたり、専用のソフトウェアに対応しているマウスであれば、独自の操作を割り当てたりすることも可能です。
また、比較的高価なマウスでは、左右にスクロールする「チルトホイール」が搭載されていることがあります。
このチルトホイールには、マウス中央のホイールを左右に倒すことができるタイプと親指あたりに横向きのホイールが搭載されているタイプがあります。
エクセルや画像編集、プログラミングのソースコードなど、度々横スクロールが必要になる環境で重宝しますね。
特に、エクセルで項目が多いと横に長くなりやすいですし、画像編集も拡大表示した時に横スクロールしたくなる時も多いので、そういう作業が多い方はおすすめですね。
サイドボタン(進む/戻る)
サイドボタン(進む/戻る)は、マウスの側面に搭載されているボタンのことを指します。
主に親指で押しやすい位置に配置されているのが一般的ですね。
多くのマウスで搭載されていますが、マウスによっては搭載されていないこともあります。
ケンさん
多くのマウスでは2つのサイドボタンが付いていて、手前側が「戻る」、奥側が「進む」として割り当てられていることが多いです。
これらのボタンがあることで、ウェブブラウザのページ移動やエクスプローラーでのフォルダ移動がワンクリックで済むため、普段の操作がかなりスムーズになります。
もし、このボタンがないと、ブラウザやフォルダの左上にある「←」「→」までカーソルを持っていって押すことになるので、操作の速さや快適さが全然違います。
マウスの移動やクリック回数を大幅に減らせるので、ストレスなく快適に作業できるようになります。
また、メーカーの専用ソフトウェアに対応しているマウスの場合は、サイドボタンにコピーや貼り付け、アプリの起動など、好きな機能を割り当てることも可能です。
DPI切り替えボタン
DPI切り替えボタンは、主にゲーミングマウスや高機能マウスに搭載されているボタンで、マウスの感度(DPI:Dots Per Inch)をワンタッチで変更できる機能です。
DPIというのは、マウスを1インチ動かしたときにカーソルが何ドット分動くかを表す単位で、数値が高いほど少しの手の動きでカーソルが大きく動き、逆に低いと細かい動作となります。
例えば、画像編集や精密な作業をする場合は低DPIに、FPSなどのゲームで素早い視点移動が必要なときは高DPIに切り替える、といった使い分けができます。
DPI切り替えボタンは、マウスホイールの下あたりに配置されていることが多く、ボタンを押すごとにあらかじめ設定されている複数のDPI値を順番に切り替えられる仕組みです。
また、専用ソフトウェアを使ってDPIの数値や切り替えパターンを自分好みにカスタマイズできるモデルもあり、用途や好みに合わせて柔軟に調整することもできます。
ファンクションボタン
ファンクションボタンは、一般的な左右クリックやホイール以外に搭載されている追加ボタンのことで、ユーザーが好きな機能を割り当てることができるボタンです。
一応、進む・戻るのサイドボタンもファンクションボタンに含まれますが、ここでは別として解説しています。
画像のようにマウスの左側面や上部あたりに配置されていることが多く、親指や人差し指で直感的に押せるような設計になっています。
よく使われる用途としては、コピー・貼り付けなどのショートカット、アプリの起動、音量調整、スクリーンショットなど、日常的な作業を効率化するための機能が挙げられます。
(エレコム M-DUX30BK の専用ソフトウェア)
(ロジクール MX Master 2S の専用ソフトウェア)
ファンクションボタンに割り当てるための設定は、メーカーが出している専用のソフトウェアを使います。
ソフトウェアによってどこまで設定できるかが異なりますが、キー(Ctrl 同時押しなども含む)、音量操作、音楽操作、アプリの起動、DPIなどを設定することができます。
ゲーミングマウスや高機能なマウスだと、ファンクションボタンが1~3つほど付いているモデルがあるので、どのくらいボタンが欲しいかを予め想定して選ぶと良いでしょう。
マウスボタンが多いマウスのメリット
マウスのボタンが多いことによるメリットを解説してきます。
作業効率の向上
作業効率を上げたい場合は、ボタン数が多いマウスを活用するのがかなり効果的です。
左右ボタン、ホイールは基本的に搭載されていますが、進む・戻るのサイドボタンは付いていないこともあります。
せめて、サイドボタンのあるマウスは最低限欲しいところですね。
このボタンがあるかないかで、ウェブサイトやフォルダの移動時の効率がかなり変わってきます。
それに加えて、日々作業する中でこの操作はよくするなというものがある場合は、ファンクションボタン付きのマウスがあるとより効率的になります。
よく使う操作やショートカットを各ボタンに割り当てておけば、いちいちキーボードに手を伸ばす手間が減り、作業の流れを止めずに操作できます。
例えば、コピーや貼り付け、アプリの起動などもボタン一つで実行できるので、パソコン作業がよりスムーズになります。
ゲームプレイ時の操作性アップ
FPSやMMORPGなどゲームのジャンルによって、必要なボタンや機能は変わってくるのですが、ファンクションボタンの多いマウスを使うことで、ゲームの操作性は大きく向上します。
特に、アクションゲームやMMORPGのように、複数のコマンドやスキル、アイテムなどを瞬時に切り替える必要があるゲームで役立ちます。
ファンクションボタンにスキルやアイテムを割り当てておけば、キーボードに手を伸ばす回数が減ったり、キーボードでなかなか指を延ばすのが難しい位置のキーも簡単に押せるようになったりします。
マウスによってはマクロを割り当てることもできますが、ゲームの規約でマクロを禁止していることも多いので、その点は注意しましょう。
私の場合は、WASDで移動、その上の1~0の数字キーでアイテムやスキルを使うというよくあるMMORPGを遊んでいました。
しかし、1~4の数字キーは指が届くので問題ないですが、5~0キーは指が届かなかったり、押し間違えたりすることが多かったです。
WASDも常に操作した状態で、遠いキーに指を伸ばすには無理があります。
そこで、ファンクションキーの多いマウスを使い、5~0キーをマウスに割り当てることで、かなり快適になりました。
このように上手く使うことで、押し間違いが減り、反応速度も速くなるので、プレイの快適さや効率が格段にアップします。
クリエイティブ作業での利便性
画像編集や動画編集、3Dモデリング、イラスト制作、音楽制作などでは、よく使うツールやショートカットが多く、これらを素早く呼び出せるかどうかで作業効率が大きく変わってきます。
ファンクションボタンの多いマウスであれば、コピーやペースト、取り消し、レイヤー切り替え、ズームイン・アウト、ブラシサイズの変更など、よく使う操作を各ボタンに割り当てることができます。
その結果、手の移動が少なくなり、かなり効率よく作業することができます。
特に、クリエイティブ系のアプリは様々なショートカットキーが割り当てられていますが、「Ctrl+O」など距離の離れたショートカットキーは押しづらいので、そういうものをファンクションボタンに割り当てることで、より効率的になります。
また、マウスによっては、アプリごとやプロファイルごとに割り当てキーを変えることができるモデルもあるので、PhotoshopやPremiere Pro、Blenderなど複数のアプリを使い分ける場合でも柔軟に対応できます。
さらに、マクロ機能を活用すれば、複数の操作をワンボタンでまとめて実行することも可能です。
手の負担軽減につながる場合も
ボタンが多いタイプのマウスを使うことで、手や指への負担を減らせる場合があります。
例えば、コピーや貼り付け、ウィンドウの切り替え、スクリーンショットの取得、ブラウザのタブ移動など、よく使う操作をマウスのボタンに割り当てておけば、キーボードに手を伸ばす回数や複雑な指の動きを減らすことができます。
ケンさん
特に、ショートカットキーを多用する作業や複数のアプリを頻繁に切り替える場合は、マウスだけで操作が完結するので、手首や指の動きが最小限で済みます。
その結果、長時間のPC作業でも手や腕の疲れが溜まりにくくなり、腱鞘炎や手首の痛みといったトラブルの予防にもつながります。
プログラマーやデザイナー、ゲーマーなど、長時間かつ高頻度でPCを操作する人にとっては、ボタンが多いマウスは作業効率の向上だけでなく、健康面でも有効な選択肢と言えるでしょう。
マウスボタンが多いマウスのデメリット
マウスのボタンが多いことによるデメリットを解説してきます。
誤操作、慣れが必要
ファンクションボタンが多いマウスの場合、誤操作が増えやすい点、慣れるのに時間がかかる点には注意が必要です。
特に、手が小さい方やマウス操作にあまり慣れていない方だと、意図しないボタンを押してしまい、思わぬ動作が発生することがあります。
例えば、ゲーム中にうっかりスキルを発動してしまったり、作業中にウィンドウが切り替わってしまうなど、操作ミスが作業効率の低下つながるケースも考えられます。
また、ファンクションボタンにどの操作を割り当てたか分からなくなったりするので、最初のうちは戸惑うことも多いです。
ボタン配置が複雑になることで、うっかり意図しないボタンを押してしまうミスも起こりやすく、これが作業効率の低下やストレスの原因になることもあります。
そのため、慣れるまでは少し大変ですが、慣れれば操作性は確実に上がるので、ここを乗り越える価値はありますね。
価格が高くなりがち
ボタンが多いマウスは、高機能・多機能なマウスが多く、それに伴って価格も高くなりがちです。
ボタン数が増えることで内部構造が複雑になり、部品点数や組み立て工程が増える分、製造コストが上がるためです。
また、多ボタンマウスは、ゲーミングやクリエイティブ用途など特定のニーズに合わせて作られていることが多く、高性能なセンサーや耐久性の高いスイッチ、カスタマイズ用の専用ソフトウェアなどが搭載されていることも珍しくありません。
こういった付加機能や高品質な素材の採用も価格が上がる要因になります。
設定や管理が面倒になることも
ファンクションボタンがあるマウスは、カスタマイズ性や作業効率の向上といったメリットがある一方で、設定や管理が煩雑になりやすいというデメリットもあります。
まず、各ボタンに割り当てる機能を自分で決める必要があるため、初期設定に思ったより時間がかかることが多いです。
専用のドライバーやソフトウェアを使って設定する場合、ソフトウェアをインストールしたり、操作方法を覚えたりといった手間も発生します。
用途別おすすめマウスボタン構成
使用用途別にボタン構成の選び方について解説していきます。
ケンさん
普段使い・ビジネス向け:必要最低限のボタン数
普段使いやビジネス用途の場合は、左右ボタン、ホイール(ボタン)に加え、進む・戻るのサイドボタンの5ボタンマウスがおすすめです。
進む・戻るのサイドボタンであれば搭載しているマウスが多いので、選択肢はかなりたくさんあります。
また、1,000~2,000円前後のものもあるので、比較的手の出しやすい価格帯と言えます。
標準的な左右クリックとホイールボタンに加えて、進む・戻るボタンが付いているモデルを選ぶと、ウェブブラウジングや資料作成、ファイル操作などの作業効率がグッと上がります。
また、1画面には収まらない横長のエクセル資料を作成・参照する機会が多い場合は、チルトホイールがあればなお良いですね。
ゲーム向け:DPI切替やファンクションボタン
ゲーム用途の場合は、左右ボタン、ホイール(ボタン)、サイドボタンに加え、DPI切替ボタンやファンクションボタンのあるマウスがおすすめです。
どんなゲームをするかによって、DPI切替ボタンが必要かどうか、ファンクションボタンの有無やボタン数が変わってきますので、一概にこれがいいとは言えません。
実際にゲームをプレイしてみて、「この操作がキーボードで面倒なんだよな…」「この操作のためのボタンがあったら便利なんだけどな…」と感じてから、検討してみるのが良いと思います。
ファンクションボタンには、リロードや武器チェンジ、スキル発動など、よく使う操作を割り当てておくことで、キーボードに手を伸ばす手間が減り、直感的かつ素早い操作ができるようになります。
これによって、FPSやMMORPGなど幅広いジャンルのゲームで反応速度が上がり、プレイの快適さも大きく変わってきます。
DPI切替ボタンは、次のようなマウス感度(カーソルの動く速さ)を変えたい時あると便利です。
- ゲーム時とそれ以外の時
- ゲームタイトル別
- 同じタイトルでも状況に応じて
ただし、DPI切替ボタンを検討する前に、ゲーム設定の方でエイム速度などを変えれることも多いので、まずは設定周りを見直しましょう。
その上で、不便に感じる場合は、DPI切替ボタン付きのマウスを検討しましょう。
クリエイティブ向け:多機能・高機能マウス
クリエイティブ用途の場合は、DPI切替、チルトホイール、ファンクションボタン、アプリごとにファンクションボタンを切り替えられる機能(プロファイルでも可)があるとかなり快適性が上がります。
全てのボタン・機能を搭載したマウスがおすすめという意味ではなく、自分の作業に合わせて必要なボタン・機能のあるマウスを選びましょう。
高機能・多機能なマウスになることが多いので、価格帯としては1~1.5万円前後と比較的高めになることが多いです。
画像編集や動画編集、3Dモデリングなどのソフトでは、よく使う操作や複雑なコマンドが多いですが、これらをマウスのボタンに割り当てておくことで、いちいちキーボードショートカットを探す手間が省けます。
例えば、Photoshopなら「やり直し」や「レイヤーの複製」、Premiere Proなら「カット」や「再生・停止」などをファンクションボタンに割り当てておけば、ワンクリックで実行できるので、作業の流れを止めずに直感的に操作できます。
アプリごとに割り当てたいショートカットキーなどが違うと思うので、いくつかのアプリを使って作業する方であれば、アプリごとやプロファイルでファンクションボタンの割り当てを切り替えられるものがおすすめです。
また、チルトホイールは、画像編集で拡大表示している時、動画編集のタイムラインなどの横スクロールで重宝します。
ケンさん
マウス中央のホイールを左右に倒すことができるタイプではなく、親指あたりに横向きのホイールが搭載されているタイプがおすすめです。
実際に両方使ったことがありますが、前者はあまり使いやすいとは言えませんでした。
私としては別途ホイールが付いているタイプの方が操作しやすかったですね。
ただし、別途ホイールが付いているマウスはかなり珍しいので、他のボタンや機能との兼ね合いも含めて検討しましょう。
ちなみに私は、ロジクールのMX Masterシリーズを使っています。
まとめ:自分に合ったマウスボタン構成を選ぼう
この記事では、マウスボタンの種類や役割、作業効率化やゲーム・クリエイティブ用途での活用方法、ボタン数が多いマウスのメリット・デメリット、用途ごとのおすすめ構成やカスタマイズ方法についてまとめました。
改めて重要なポイントをまとめておきます。
- 左右ボタン、ホイールに加え、サイドボタン、DPI切替ボタン、ファンクションボタンなど様々なボタンがある。
- ホイール・サイドボタンは付いていることがほとんど。
- 必要に応じて、DPI切替ボタンやファンクションボタンを検討
- これらを上手く活用すると作業効率と操作性が大幅に向上。
- サイドボタン(進む/戻る):ブラウジングやフォルダ移動を高速化。
- DPI切替ボタン:状況に応じて感度を瞬時に変更でき、ゲームや精密作業に有用。
- ファンクションボタン:ショートカットキーやアプリ起動など自由度の高いカスタマイズ。
- 多ボタンのメリットは効率化、ゲーム操作性向上、クリエイティブ作業の快適化、手の負担軽減。
- 多ボタンのデメリットは誤操作の増加、価格上昇、設定の手間。
- 自身の用途と好みに合わせて最適なボタン構成を選ぶことが重要
マウスのボタン構成は、基本の左右クリックとホイールに加え、サイドボタン、DPI切替ボタン、ファンクションボタンなど多岐にわたります。
一方、ボタン数の増加は誤操作や設定の煩雑さ、価格上昇といったデメリットも伴います。
普段使い・ビジネス用途には5ボタン程度、ゲームには感度調整やファンクション追加、クリエイティブ用途にはチルトホイールやプロファイル切替など、目的に応じた機能を備えたマウスを選択することが重要です。手の大きさや作業スタイル、必要なショートカットを見極め、自分に最適なボタン構成を選ぶことで、作業効率と快適性を最大限に高められます。
マウスボタンの数や配置は、作業内容や使い方によって大きく変わってきます。
多機能マウスは効率や快適さを向上させてくれますが、誤操作しやすかったり、慣れるまでに時間がかかったり、価格や設定の手間が増えるといった注意点もあります。
普段使いやビジネス用途ならシンプルな構成、ゲームやクリエイティブ作業なら多ボタンやチルトホイール、アプリごとやプロファイルで割り当てを切り替えることができるものなど、自分の用途や好みに合わせて最適なボタン構成を選ぶのがポイントです。
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